加藤肇の「前向き!!投信ゼミナール!!」

・「よくわからないまま」投信を利用してる方!!

・銀行での投信窓販解禁以来、16年!!
・お客様向けセミナー講師回数3500回超!!
・指導した販売担当者は10000人以上!!
・お客様目線から「やさしく」「大事なとこだけ」
 解説します!!

【昨日のマーケットから:160127】愚かさを露呈

□■前向き!!投信ゼミナール!!■□第144号

☆彡:根本的解決を認識しない限り、一時的な上げ下げで「騒ぎ」「燥ぐ」のは己が愚かさを露呈するだけだと心に刻もう

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【当面見通し&方針:1511末時点】 (変更なし)
(1)年初急落…持ち直しは年央以降…年末急進
(2)日経平均は14000円(ちょい割れあり)から22000円
(3)ドル円は115円(ちょい割れあり)から125円
(4)反発のきっかけは「中国」の「本格的財政」出動を相場が認めること
(5)新興国関係は「腹を決めて」金利を取るに徹する(投信で言えば基準価額が20%下がったら買い下がる)
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※ご注意ください!! 
・本ブログの情報は…
 信頼できると判断した資料や私の経験をもとに提供させていただいておりますが、
 今後の投資成果を保証するものではありません。
・「投資」にあたっては「自己判断」「自己責任」で行っていただくようお願い致します。 
・*Bはブルンバーグから*nは日経電子版からの引用コメントです
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>今朝の日経のこの記事は読んでおくべきだろう。

【世界の金融政策…乖離が影】 :<独アリアンツ:モハメド・エラリアン>


※同氏へのインタビューをもとに加藤が要約

(1)市場混乱の発端…中国景気の減速について

・「株式や為替市場で起こった状況に対し、政策対応に遅れが見られた。」
・「これは中国らしくない反応だ。」
・「投資家の不安が高まり、相場に下押し圧力がかかった形で値動きが大きくなっている」

・「(中国減速の)市場への影響は、困難な課題に直面している3分野*1で顕著。」
*1★原油・★低格付け社債・★新興市場

・「中国減速の一因はけん引役の製造業から消費への移行だ。」
・「必ずしも世界経済にとって悪いことではないのだが…」
・「中国は『中間層経済への移行』とでも呼ぶべき局面にある。」
・「成功すればしっかりとした経済と財政を手に入れられるだろうが、発展的な移行には政策上の難しさがある」

(2)各国金融政策の乖離について

・「(世界の)中央銀行の政策が(引き締めと緩和で)乖離(かいり)し、市場は荒れやすくなっている。」
・「投資家の運用リスクを取れる度合いは低下している。」
・「市場の流動性が低下し、トレーダーや投資家が素早く秩序立った形で保有資産を見直すことも難しくなった」

・「昨年夏にも中国不安で世界市場が揺らいだが、今回とは違う。」
・「米連邦準備理事会(FRB)の姿勢は、緩和策を続けている欧州中央銀行(ECB)、日銀や中国人民銀行などと対照的だ」

(3)米FRBの利上げについて

・「年4回の利上げが実現するとは思わない。」
・「FRBは2016年中の利上げを多くても2、3回にとどめるだろう。」

(4)足元の状況は金融危機前の08年と似ているとの指摘について

・「全く違う。」
・「決済システムは危機に陥っておらず、経済が『急停止』するリスクはかなり低い。」
・「短期的には『金融市場の調整』と定義づけるのが妥当だろう。」
・「不安定な市場環境が実体経済に波及していかないかを見極めることがカギになる。」

☆彡:冷静な観点を知ることは大切だ…
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>この燥ぎぶりになんの意味があるのだろう…(・・?

【日本株概況:日経平均は約2週間ぶり高値】

・日経平均           17163.92(+455.02 +2.72%)

・TOPIX               1400.70(+40.47 +2.98%)
・東証マザーズ    810.60(+22.42 +2.84%)

・ジャスダック          107.67(+1.00 +0.94%)
・東証・REIT指数     1710.70(+28.67 +1.70%)

▽日経平均株価:反発
∵>26日…原油:ロンドンからNY市場にかけて上昇→欧米株に買い入る

▼上海株:軟調…下落率は一時4%を超
∴「日本株には底力が見られる」という発言も…☆彡:はっきり言って大馬鹿野郎だ…

<みずほ投信投資顧問:岡本佳久執行役員>:*B
・「原油市況の「順調な上昇は難しいと思うが、価格の反発は投資家心理をプラスに持っていく」
・「中国株の下落についても…一時為替が影響を受けたが、薄れてきている。」
・「上海株の調整はまだ続くが、人民元は落ち着くだろう。」
・「中国の問題がある程度見えてきたということ」
☆彡:今後、この人にコメントをとるのは時間の無駄ではないか…(・・?

※東証1部(業種別指数):33業種すべてが上昇…全面高(売買代金):2兆4514億円

☆彡:これは、燥げば燥ぐほど「咎め」は大きくなる…
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>27日
*中国上海総合指数*  2735.56(-14.23 -0.52%)

(上海市場)
●春節を前に取引は手控えられ市場は薄い
…一時4%安まで急落(2014年12月以来の2700割れとなる場面も)
▼先安感は根強くパニック的な売りは入りやすい状況
▼工業企業利益*2が7ヶ月連続の前年比割れだったことも重し

▽その後急速に持ち直し
∵(1)大台(2700)を割り込む
∵(2)当局の介入があったとの指摘も

*2:中国:工業企業利益(12月)・国家統計局:27日
・発表:8167億2000万元(約14兆7009億円)
…前年同月比▲4.7%(減少ペース:11月▲1.4%から加速)
・2015年通期=6兆3554億元(前年比▲2.3%)
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>頼みのNYは…

【NY株式概況:FOMC後に売り強まる…見通し嫌気】

NY株式27日(NY時間16:13)
・ダウ平均   15944.46(-222.77 -1.38%)  

・S&P500    1882.95(-20.68 -1.09%)
・ナスダック     4468.17(-99.51 -2.18%)
・CME日経平均先物 17110(大証終比:-60 -0.35%)

▼大幅安
●FOMC声明を受け売りが強まる
*FOMC声明
・世界の経済と金融の動きを注視し雇用と物価の影響評価
・世界情勢が経済見通しへのリスクに与える影響も評価
・昨年末に経済成長は鈍化したが、労働市場は一段と改善
・物価は一時的要因消え、雇用がさらに改善すれば上昇
・在庫投資は減速
・調査ベースのインフレ期待はほぼ変わらず
・市場ベースのインフレ調整指標は一段と低下
・政策決定はメンバー10人の全会一致。

※予想通り…海外市場の動きに配慮した言及
⇔さほど慎重姿勢を強めた印象まではない
●3月利上げの可能性は低下したとは思われるが無くなったわけではなさそう
●FRBも市場の懸念は共有⇔金融政策正常化の方向性は維持したいといったところ

●アップルやボーイングの決算も重しに

<ロバート・W・ベアード:チーフ・ポートフォリオ・ストラテジスト;ブライアン・ラウシャー>:*B
・「声明が発表される前の市場は…
 ・景気減速を示すデータ・市場のボラティリティ・中国経済への認識を当局が示す…
 ・あるいはややハト派寄りのトーンになる可能性を織り込もうとしていたが…実現しなかった」
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☆彡:「逃げてはいけない、だが、勝負するときではない」

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