加藤肇の「前向き!!投信ゼミナール!!」

・「よくわからないまま」投信を利用してる方!!

・銀行での投信窓販解禁以来、16年!!
・お客様向けセミナー講師回数3500回超!!
・指導した販売担当者は10000人以上!!
・お客様目線から「やさしく」「大事なとこだけ」
 解説します!!

【昨日のマーケットから:1600203】哀しい運命

□■前向き!!投信ゼミナール!!■□第148号

☆彡:根本的解決を認識しない限り、一時的な上げ下げで「騒ぎ」「燥ぐ」のは己が愚かさを露呈する
だけだと心に刻もう

☆彡:国会中継を視た。「マイナス金利」導入は5:4の僅差。決定したのは「やらない」と公言した
黒田日銀総裁その人の一票なのだ…という追及、「日銀総裁は公然と嘘をついたのか(・・?」という
質問に彼は正面から答えなかった。

☆彡:かって、「公然と嘘をついたのか(・・?」という記者の質問に「そう思ってもらって結構です」と正面を見据えて応えた高校3年生がいた。彼は自分がしたことを認め…友を裏切って「讀賣」に入団した。裏切られた方は昨日からテレビで栄光と挫折の結果の「抜け殻」を晒している…これが「運命」なのだろうか(・・?

☆彡:質問にまともに応えられなかった中央銀行総裁の下…日本の経済は、そしてマーケットにどの
ような「運命」が待ち構えているのか(・・?
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【当面見通し&方針:1511末時点】 (追加あり…(6))
(1)年初急落…持ち直しは年央以降…年末急進
(2)日経平均は14000円(ちょい割れあり)から22000円
(3)ドル円は115円(ちょい割れあり)から125円
(4)反発のきっかけは「中国」の「本格的財政」出動を相場が認めること
(5)新興国関係は「腹を決めて」金利を取るに徹する(投信で言えば基準価額が20%下がったら
買い下がる)
(6)買い下がったもので利益が出たものは10%毎に利食い
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※ご注意ください!! 
・本ブログの情報は…
 信頼できると判断した資料や私の経験をもとに提供させていただいておりますが、
 今後の投資成果を保証するものではありません。
・「投資」にあたっては「自己判断」「自己責任」で行っていただくようお願い致します。 
・*Bはブルンバーグから*nは日経電子版から*Rはロイターからの引用コメントです
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>理屈抜きの「振り落とし相場」だ…
・弱気材料を「これでもかこれでもか」と織込みにくる
・そして、明日はケロッと買戻す
☆彡:「下品な」相場に付き合うのもマーケットに関わる者の「運命」か…(笑)

【日本株概況:大幅続落】…原油安再燃で世界同時株安(と不安を煽る)

>東京時間15:23現在
・日経平均          17191.25(-559.43 -3.15%)  ・TOPIX       1406.27(-45.77 -3.15%)
・東証マザーズ    848.48(-17.31 -2.00%)      ・ジャスダック    109.53(-1.66 -1.49%)
・東証REIT指数     1836.39(+19.05 +1.05%)

▼大幅続落
∵(1)前日の海外市場で原油安進行…米欧株など世界的に株式市場下落
…NY原油先物:時間外取引で一時29ドル台前半まで下落
∵(2)ドル円相場が119円台後半へと下落…日銀マイナス金利導入を受けた円安効果剥落

※東証1部「商いを伴った大幅安」:☆彡:果たしてこれは「セリングクライマックス」か(・・?
(騰落銘柄数)↑164↓1735→36(売買代金)3兆1396億円(出来高)31億382万株

<アバディーン投信投資顧問:窪田慶太インベストメント・マネジャー>:*B
・「リスクオフの流れの中で原油安・円高のトレンドになると…
  ・日本株は円の変動率以上に売られる同じトレンドを何度も繰り返している」
・「ファンダメンタルズは変わらない中…日本マーケットの流動性の高さが響いている」

☆彡:「売り手」に応える「買い手」がいる…「純粋な買い」か「買戻し」…今は後者だろうが…

<SMBC信託銀行プレスティア:尾河真樹シニアFXマーケットアナリスト>:*B
・「日銀のマイナス金利政策発表は115円突破の可能性もあった円高を止めたという点で非常に意味があった」
・「原油安などの「海外からの逆風があるのでそこでどう戦うかが難しい」
・「短期的に逆風でもっていちいち円高というのはこれからもしばしばあると思う」
☆彡:この信託銀行には資産運用を任せないほうがいいかも知れない…
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>さてNYはと…
【米国経済指標】
*MBA住宅ローン申請指数(29日までの週)21:00
>前週比(結果)▲2.6%(前回)+8.8%

 *ADP雇用者数(1月)22:15
結果+205千人> 予想 195千人・前回 267千人(257千人から修正)

 *ISM非製造業景況指数(1月)4日0:00
結果 53.5(ほぼ2年ぶりの低水準)<予想 55.1・前回 55.8(55.3から修正)

 *EIA週間石油在庫統計(バレル)4日0:30
・原油在庫 +780万
・ガソリン   +590万
精製品   -77.7万
製油所稼働率 86.6(-0.8)(%)
(クッシング地区)
原油在庫 +74.7万

【要人発言】
<ダドリーNY連銀総裁>
・「継続的な金融市場の環境のひっ迫はFOMCに影響。」
・「世界経済の弱含みやドル高進行は米経済に著しい影響及ぼす可能性。」
・「金融市場の環境は12月FOMC時よりも大幅にひっ迫。」
・「3月会合まで継続なら勘案する必要。」

☆彡:弱い(雇用を除いて…)経済指標とNY連銀総裁の発言を受けて…
(1)為替がドル安に動き出す
■米ドル下落…米金融政策当局が7年前に債券購入プログラムの開始を発表して以来の大幅安
∵米国の景気が減速している兆候点滅
→「米国と各国との金融政策に差異があり」との見方後退
∴米ドル=主要6通貨に対して1.7%超の下げ

<BNPパリバ:外為トレーディング責任者;ピーター・ゴラ>:*B
・「通貨市場は金利市場と反目してきたが…ここに来て金利市場に軍配が上がっている」
・「米金融政策当局が示唆する4度の利上げに対して…市場では年内の利上げ見通しは0.7回だ」
・「両見解には隔たりがある。誰かが間違っている」
・「世界的な需要減をめぐる懸念と、経済成長減速に対する政策当局者の対応を背景に為替市場は混乱している。」

(2)原油が反発する
▽ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物が急反発
⇔米原油在庫が大幅増加し1930年以降で初めて5億バレル超!!
▽市場:ドル下落による影響が在庫増を上回る
※ブルームバーグ・ドル・スポット指数(主要10通貨に対するドルの動きを示す)
…一時1.9%低下→(米ドル建て取引の)商品相場全般上昇

<コンサルティング会社ショーク・グループ:スティーブン・ショーク社長>:*B
・「原油在庫が最後に5億バレルを超えていたのは…ベーブ・ルースがヤンキースでホームランを連発していた時代だ。」
・「しかしドルの方が市場の強い関心を集めた」
・「この日は米エネルギー情報局(EIA)ではなく、米金融当局が原油市場に影響した」
☆彡:なかなか気の利いたコメントだな…

(3)そして…ダウが引けにかけて急反発する
NY株式3日(NY時間16:19)
・ダウ平均   16336.66(+183.12 +1.13%)
・S&P500          1912.53(+9.50 +0.50%)
・ナスダック   4504.24(-12.71 -0.28%)
・CME日経平均先物 17030(大証終比:-130 -0.77%)

▽反発
>序盤:米景気の先行き不透明感が強まり売り先行(景気敏感株の位置づけで金融株などに売り)

▽商品市場で原油の買戻しが強まる→資源関連株を中心に買戻し膨らむ

<LPLファイナンシャル:チーフ経済ストラテジスト;ジョン・カナリー>:*B
・「米国がリセッション(景気後退)に陥るとの懸念からドルが押し下げられ…金融当局の利上げも討議事項ではなくなった可能性がある」
・「それと石油輸出国機構(OPEC)のニュースや原油値上昇が相まって、米国株はこの日の高値に上げている。」
・「きょうの株式相場は全てが原油次第という状況だ」

⇒ダウ平均反発
●金融株やITハイテク株なども売りに押される→ダウの上昇が示すほど中味は強くはない(・・?

☆彡:鮮やかすぎるホップ・ステップ・ジャンプ!!の日だった…
☆彡:さて、東京市場はまたまた「ノー天気」に上げるのか(・・?…ある意味楽しみではあるが…

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