加藤肇の「前向き!!投信ゼミナール!!」

・「よくわからないまま」投信を利用してる方!!

・銀行での投信窓販解禁以来、16年!!
・お客様向けセミナー講師回数3500回超!!
・指導した販売担当者は10000人以上!!
・お客様目線から「やさしく」「大事なとこだけ」
 解説します!!

【昨日のマーケットから:160210】弱気満載

□■前向き!!投信ゼミナール!!■□第153号

☆彡:根本的解決を認識しない限り、一時的な上げ下げで「騒ぎ」「燥ぐ」のは己が愚かさを露呈する
だけだと心に刻もう

☆彡:ボロボロになってたどり着いた休日。今日は泥のように眠るのもいいだろう…

<偉大な先達「山崎和邦」氏(元野村證券営業本部長)の見通し…>
<当面の注意事項>:あの900円超上げたのを見て…
(1)これからの上昇は「中間反騰」だから戻りのメドを見切って…出来るだけ沢山売っておくことだ。
(2)そのあとにバーゲンセールが来る。
(3)その時は何を買っても儲かる。⇔怖い自己を乗り越える自律が必要…それが儲ける資格!!
※買下がり戦略は第152号ご参照

>反発の兆しはテクニカルではある…以下は当面目処
(1)25日移動平均線との▲12%乖離(1月21日がピッタリこれだった。現に翌日は1日で940円高した)。 (2月9日では▲8.8%乖離)
(2)1万5701円(14年10月末の黒田バズーカ第2弾の時の窓) …★陰線ヒゲで窓埋め
(3)1万4809円(始動点から大天井までの半値押し) …覚悟すべき目処!!
※(3)ころ世間はみんな弱気になる…だからこそ安値で買えるのだ。 )
※騰落レシオは70%割れ…割安ゾーン入り…(1)と合わさって反発か(・・?
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<加藤の予測>
【当面見通し&方針:1511末時点】 (追加(6)・…訂正(4)&(3))
(1)年初急落…持ち直しは年央以降…年末急進
(2)日経平均は14000円(ちょい割れあり)から22000円
(3)ドル円は114円(ちょい割れあり)から125円(リスクは円高に
  訂正前:ドル円は113円(ちょい割れあり)から125円 …為替は「早い」!!
(4)反発のきっかけは「インフラ公共投資」の推進を相場が認めること
  訂正前:「中国」の「本格的財政」出動を相場が認めること
(5)新興国関係は「腹を決めて」金利を取るに徹する(投信で言えば基準価額が20%下がったら
買い下がる)
(6)買い下がったもので利益が出たものは10%毎に利食い
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※ご注意ください!! 
・本ブログの情報は…
 信頼できると判断した資料や私の経験をもとに提供させていただいておりますが、
 今後の投資成果を保証するものではありません。
・「投資」にあたっては「自己判断」「自己責任」で行っていただくようお願い致します。 
・*Bはブルンバーグから*nは日経電子版から*Rはロイターからの引用コメントです
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■アベノミクス相場:「資産効果」剥げ落ち
※アベノミクス相場
>起点:野田佳彦首相(当時)が衆院解散を宣言した2012年11月14日
…今年2月10日までの3年3カ月の日経平均を平均…1万5860円<昨日の終値
⇒投資家「含み損」へ

■グローバルな株安連鎖:世界の株式時価総額急減
※世界の株式時価総額
>2015年5月:約71兆ドル(史上最大)
>直近での推計:約56兆ドル(約6400兆円)
…約▲15兆ドル(1600兆円)
★世界的な景気減速懸念…リスク資産である株式を手放す動き広がる
→M株安が実体経済を下押しする懸念も…

■買いへの覚悟生まれず…
※不安材料山積み
(1)10~11日のイエレン米連邦準備理事会(FRB)議長議会証言
(2)欧州銀行の信用不安
(3)一部の海外エネルギー関連企業にちらつく債務不履行のリスク
(4)日銀が導入を決めたマイナス金利の負の側面が意識
…(これまでノー天気過ぎた)投資家を尻込みさせる理由きりなし
⇒世界景気の先行き不安がこれだけ強い中で買い向かうには相当の覚悟が

☆彡:とまあ、日経には「弱気」の記事がそれこそキリがない…
☆彡:2日で約1000円下げたら仕方がないところだが…

☆彡:ここから探すのは「弱気」の材料ではない!!
☆彡:加藤の口癖を思い出した人もいるだろう…
・「誰も奈落の底に落ちたくはない」「だから…世界は協調する…」
☆彡:ここからは、その兆しを見つけていくことだ…

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>さて…ジャネットは何を語ったのか(・・?

<米連邦準備制度理事会(FRB):イエレン議長>
・「経済は緩やかな利上げに限って正当化されると見込む。」
・「雇用と賃金の増加が所得と支出を支えるはずだ。」
・「最近の指標は中国の急激な減速を示していない。」
・「米金融状況はこれまでより支援的でなくなった。」
(質疑応答)
(経済の現状について)
・「失業率はFRBが考える完全雇用の水準に接近している。」☆
・「経済は多くの点で正常化に近づいている。」☆
・「市場では景気後退リスクの不安が広がっている。」★
・「金融の状況が成長を支える度合いが低下。」★
・「中国の政策や原油価格の先行きに関する不透明さ増す。」★
・「ここ数週間の長期金利低下は景気後退懸念を映す。」★
・「今四半期のGDPは伸び拡大を予想。」☆
(金融不安について)
・「銀行がシステミックリスクに陥っても、危機にはならにようにする。」☆
(出口戦略について)
・「FOMCは責務遂行のために必要とされる行動をとる。」
・「超過準備金利は政策目標達成で鍵となる手段。」
・「正常化に近付く経済に対して中立金利は断じて正常ではない。」★
・「利下げが必要になるとは考えていない。」★
・「FRBによる早期の資産売却は景気回復を損なう恐れ。」☆
・「金融市場の混乱が反映される可能性はある。」☆
(FRBのマイナス金利導入について)
・「マイナス金利を使用する権限があるか判断できない。」
・「FRBがマイナス金利を導入できないということは承知していない。」
・「マイナス金利は金融システムの健全性の点から考えるべき。」
・「導入には短期市場や支払いシステムへの影響も検討が必要。」

☆彡:ほぼ予想の範囲内と思われるが…

【NY株式市場概況:欧州株の落ち着きも終盤に失速】

NY株式10日(NY時間16:24)
・ダウ平均   15914.74(-99.64 -0.62%)
・S&P500    1851.86(-0.35 -0.02%)
・ナスダック   4283.59(+14.83 +0.35%)
・CME日経平均先物 15570(大証終比:-100 -0.63%)

▼ダウ平均:終盤失速
>序盤買戻し先行
(1)欧州株下げ一服
(2)懸念が強まっていたドイツ銀行株上昇
>イエレンFRB議長の議会証言後…次第に上値が重く
・「市場では景気後退リスクの不安が広がっている。」
・「金融の状況が成長を支える度合いが低下」
・「FRBが12月に開始した金融引き締めサイクルを覆す必要が出てくる公算は小さい。」
・「利下げが必要になるとは考えていない」
★(市場)「ジャネットは利上げの旗は降ろしていない!!」
…予想の範囲内⇔(1)利上げ姿勢を堅持(2)景気後退リスク指摘…過敏な反応

☆彡:結局、市場は世界景気原則を嫌気…リスク回避から「株安」「円高」へ向かってしまう…

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