加藤肇の「前向き!!投信ゼミナール!!」

・「よくわからないまま」投信を利用してる方!!

・銀行での投信窓販解禁以来、16年!!
・お客様向けセミナー講師回数3500回超!!
・指導した販売担当者は10000人以上!!
・お客様目線から「やさしく」「大事なとこだけ」
 解説します!!

【昨日のマーケットから:150223】始動(・・?

□■前向き!!投信ゼミナール!!■□第162号

**お知らせ**
■4月のセミナー予定■:「前向き!!投信ゼミナール!!」
>4月23日(土) 11:00-12:30 東京都内(新宿or神田)
>4月24日(日) 13:30‐15:00 小田原(おだわら市民交流センターUMECO小田原駅から徒歩1分)
※まだまだ予断許さぬマーケット…前回は両会場ともほぼ満席となりました。
※お問い合わせは…mstb2021139@goo.jpまで

■エリオットの波■:加藤のチャート利用法
※mixiコミュ:「SCMTBはじめくん」に掲載中!!

**日記**
>ふと思い立って家内と南房総へ「春の先取り」に
>「南房総に冬なし」と言われるように、気温は都内と変わらないのになぜか暖かく感じる…
>白梅・紅梅は今が盛り…
>安房鴨川で海鮮料理をいただき、地元の酒蔵「亀田酒造」で蔵元限定「亀田」を購入
>「みんなみの里」「酪農の里」を楽しんで帰途につく。

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※ご注意ください!! 
・本コミュの情報は…
 信頼できると判断した資料や私の経験をもとに提供させていただいておりますが、
 今後の投資成果を保証するものではありません。
・「投資」にあたっては「自己判断」「自己責任」で行っていただくようお願い致します。 
・*Bはブルンバーグから*nは日経電子版から*Rはロイターからの引用コメントです
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**昨日のマーケット概況**

★日本株概況:朝高後に小反落
・日経平均  16052.05(-59.00 -0.37%)
・TOPIX    1291.17(-8.83 -0.68%)
・東証マザーズ    809.18(-12.65 -1.54%)
・ジャスダック    101.40(-0.40 -0.39%)
・東証REIT指数    1828.24(-10.06 -0.55%)

▼反落
●朝高(一時前日比+200円)後失速…小動きに推移
∵(1)アジア株全般…軟調推移
∵(2)原油に売り+円買い
⇒先物主導の売り

※東証1部(売買代金):2兆2925億円…商い細る

<DIAMアセットマネジメント:武内邦信エグゼクティブポートフォリオマネジャー>:*B
・「決算が思ったより良くなかった中で為替が円高傾向となり、手詰まり感が出ている。」
・「中国・原油・欧州銀行・米景気減速への懸念が消えないため、安全通貨である円には資金が逃げやすい」
・「日本株全体への資金を積み増す動きがないことから、原油高を受けて資源関連株が戻れば、リターンリバーサル*1からの売りが内需ディフェンシブ関連には出やすい」

*1:リターンリバーサル
・株式の「逆張り」投資手法のこと。
・株価が下がった銘柄はいずれ反発⇔値上がりした銘柄はいずれ下落…することが多いという経験則に基づく手法(上がったものを売り…下がったものを買う)

<SMBCフレンド証券投資情報部:松野利彦チーフストラテジスト>:*B
・「日本株は割安感があるが、112円台では日本企業の来期企業業績が伸びていく状況にはない」
・「112円台で止まっているようなら、日本株は買いにくい」

>:日本株についての強弱様々なコメントが出回っている…

<山崎和邦>:武蔵野学院大学名誉教授(元野村證券)
・「日経平均の1日1,000円超の上昇は過去16回…うち11回は上げ幅を帳消しに」
・「日本市場の格言に曰く『波高きは天底の兆し』と」
>:これは現状では真意がよくわからないセット発言だが…

>:加藤は「戻れば絶好の売り場」の立ち位置を継続する

★NY株式概況:反落…金融株が下げ先導+資源セクターへのエクスポージャー*2に懸念

*2:エクスポージャー
・価格変動リスクにさらされている資産の割合

NY株式23日(NY時間16:20)
・ダウ平均   16431.78(-188.88 -1.14%)
・S&P500    1921.27(-24.23 -1.25%)
・ナスダック   4503.58(-67.03 -1.47%)
・CME日経平均先物 15835(大証終比:-265 -1.66%)

▼反落
∵(1)英国のEU離脱への懸念高まる…欧州株下落に連れ安
∵(2)中国人民銀行…人民元基準レートを引き下げ→引き続き中国経済への警戒感根強い。

●金融株…下げ先導
<JPモルガン>:自社ウェブサイト
・「1~3月期の石油・ガス関連の引当金…約5億ドル引上げ」
・「原油価格:25ドル/バレル付近を1年半持続した場合…引当金を15億ドル積み増す必要」
・「油田サービス関連のエクスポージャーのうち約61%が投機的等級に格付けされている」

●エネルギー関連企業に対する金融機関のエクスポージャー
…世界中で不安感台頭
…新興国の景気減速と伴に不安材料の一つに

<ウェルズ・ファーゴ・ファンズ・マネジメント:チーフ・ポートフォリオ・ストラテジスト;ブライアン・ジェーコブセン>:*B
・「中国人民銀行(中央銀行)が人民元の中心レートを引き下げたことを受け、状況は昨夜から若干悪化し始めた」
・「世界の成長見通しや米政策金利の今後の道筋をよりしっかり把握するためには、米金融当局が中国をどう見ているかについてさらなる明確さが必要だ」

<ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ:米仲介事業最高投資ストラテジスト;マイケル・アローン>:*B
・「世界経済は伸び悩みの状況に陥っており、今週の経済データもそれをよく表している」
・「2月初めの安値からはこのところ回復してきているが、警報を解除するのは時期尚早だ」

★NY外為概況:円が上昇…中国が予想外の元介入+日銀総裁発言も材料

<中国人民銀行(中央銀行)>
▼人民元の中心レートを6週ぶりの大きさで引き下げ
>26~27日:G20(財務相・中央銀行総裁会議)
…ほぼ動きがないと予測した投資家にとって予想外の展開

<ロイヤル・バンク・オブ・カナダ(RBC):アジア為替戦略責任者スー・トリン>:*B
・「人民元による中心レートの引下げ幅は大半のテクニカルモデルで考えられていた幅よりも大きい」

→安全資産としての円に対する需要が拡大

<日本銀行:黒田東彦総裁>:23日:衆院財務金融委員会
・「マネタリーベースそのもので直ちに物価or予想物価上昇率が上がっていくということではない」
・「全体としての量的・質的緩和の下で需給ギャップも縮み、予想物価上昇率も上がっていく中で物価が上昇していくことを狙ったものだ」
…追加緩和当面なし(・・?

*日本円*
▼対ドルで2014年10月以来の高水準に上昇

(オプショントレーダー)
▼円に対して過去5年半で最も強気
∵中国人民銀による為替レート統制+日本の金融政策の限界示唆…同時に起きたのが背景

<モントリオール銀行:外為戦略グローバル責任者;グレッグ・アンダーソン>:*B
・「中国が通貨を切り下げる意向であれば、アジアの新興市場通貨も追随する。」
・「そうなれば日本はどうするのかという疑問が生じる。」
・「従って円は地域限定の安全逃避先といえよう」

>:為替だけが着々と準備をすすめている(・・?
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※こんな時だからこそ…確認しておこう…振り落とされないために…しっかりつかまっているために…

<偉大な先達「山崎和邦」氏(元野村證券営業本部長)の見通し…>
<当面の注意事項>:あの900円超上げたのを見て…
(1)これからの上昇は「中間反騰」だから戻りのメドを見切って…出来るだけ沢山売っておくことだ。
(2)そのあとにバーゲンセールが来る。
(3)その時は何を買っても儲かる。⇔怖い自己を乗り越える自律が必要…それが儲ける資格!!
※買下がり戦略は第152号ご参照

<加藤補足>
>日経平均で17000円までの戻りは「想定の範囲内」である
☆:25日移動平均線との▲12%乖離超(1月21日と同様)で反発すると予測
※2月12日で▲13.5%→反発した(騰落レシオも58.67%<70%と割安ゾーン入りしていた)
※2月22日で乖離は▲3.3%・騰落レシオは81.1%(ともに割安解消)

>世界全体の「金融政策」協調に加え「財政政策」での協調がない限り上昇には限界
●今回のような「意味不明」の上昇には必ずそれ以上の「咎め」が…
>一旦の戻りの後…「作られた」金融不安などを起因に再び下落へ…
※覚悟すべき目処(山崎氏):1万4809円!!(始動点から大天井までの半値押し)
…このころ世間はみんな弱気になる…だからこそ安値で買えるのだ…と山崎氏は言う
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<加藤の予測>
【当面見通し&方針:1511末時点】 (追加(6)・…訂正(4)&(3)…2回目)
(1)年初急落…持ち直しは年央以降…年末急進
(2)日経平均は14000円(ちょい割れあり)から22000円
(3)ドル円は110円(ちょい割れあり)から125円(リスクは円高に
  訂正前:ドル円は113円(ちょい割れあり)から125円 (年央までなら120円)
  ※2月10日の時点で円高目処を110.60円→109.20円→107.56円 と算出
  ※今回は第一目処前で反発したがマーケットは第二目処を意識する可能性もでてきた。
  ※現在値:112.05円からみると111.75円割れで111円割れが視界に…(・・?
  ★為替は苦手だぁ!!
(4)反発のきっかけは「インフラ公共投資」の推進を相場が認めること (金融政策ではない!!)
  訂正前:「中国」の「本格的財政」出動を相場が認めること
(5)新興国関係は「腹を決めて」金利を取るに徹する(投信で言えば基準価額が20%下がったら
買い下がる)
(6)買い下がったもので利益が出たものは10%毎に利食い
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