加藤肇の「前向き!!投信ゼミナール!!」

・「よくわからないまま」投信を利用してる方!!

・銀行での投信窓販解禁以来、16年!!
・お客様向けセミナー講師回数3500回超!!
・指導した販売担当者は10000人以上!!
・お客様目線から「やさしく」「大事なとこだけ」
 解説します!!

【昨日のマーケットから:160315】やっぱりね

□■前向き!!投信ゼミナール!!■□第176号

**日記**
>3月15日
・名古屋へ…
・自宅マンションを売却し、名古屋は僕にとって「地元」ではなくなった…ちょと寂しい
・4月のセミナー…新宿会場はおかげさまで前回に続いて満席に!!…小田原の残席も僅かになりました…お早目のご予約を…
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※ご注意ください!! 
・本ブログの情報は…
 信頼できると判断した資料や私の経験をもとに提供させていただいておりますが、
 今後の投資成果を保証するものではありません。
・「投資」にあたっては「自己判断」「自己責任」で行っていただくようお願い致します。 
・*Bはブルンバーグから*nは日経電子版から*Rはロイターからの引用コメントです
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>>:まとめておこう…

【日銀】金融政策決定会合
◆マイナス金利の-0.1%とマネタリーベース増加目標80兆円を維持。
…マネタリーベースと資産買い入れ方針の維持=8対1.(反対:木内委員)。
…マイナス金利据え置き=7対2(反対:佐藤委員・木内委員)
・「わが国の景気は…新興国経済の減速の影響などから輸出・生産面に鈍さが見られるものの…基調としては緩やかな回復を続けている。」→景気判断下方修正
・「物価目標の安定的持続のために必要な時点まで緩和政策を続ける。」
・「必要なら、「量」・「質」・「金利」の三つの次元で追加的な金融緩和措置を講じる。」
◇ETF買い入れ…3月末までは年間約3兆円→4月から3.3兆円に相当するペースで増加
◇MRFのマイナス金利適用を除外

<日本銀行:黒田東彦総裁>:15日…金融政策決定会合後記者会見

(1)マイナス金利政策の効果の波及について(導入後2カ月経過)
・「ある程度期間がかかる」
・「その効果がフルに分かるまで常に待っていなければいけないというものでもない」
…必要ならいつでも追加緩和に踏み切る姿勢を明確に

(現状:家計部門)
・「貸し出しの基準となる金利や住宅ローン金利ははっきり低下した一方で、預金金利の低下幅は極めて小幅にとどまっている」
・「家計部門にとっても全体的としてプラスの効果を持つ」
・「景気や物価に良い影響を発揮してきた量的・質的緩和をさらに強化するものであり…国民各層にとって幅広くプラスの影響をもたらす」
(現状:国際金融部門)
・「マイナス金利導入後も動揺が続いていたが…最近はやや落ち着きを取り戻している」
・「マイナス金利のプラス効果が波及するには…ある程度の期間はかかるとは思うが…従来の量的・質的緩和が効果を持ってきたように…今回のマイナス金利付き量的・質的緩和も実体経済にプラスの影響をもたらす」
(今後の対応)
・「具体的に経済・物価のリスク要因を点検して…物価目標の実現に必要なことが起こった場合…当然その状況を十分見て…量・質・金利の3つの適切な組み合わせを考えて行う。」
・「何か特定のものを事前に考えて…決め打ちすることはない」

※効果が確認される前に追加緩和に踏み切ることもあり得るのか…という質問に応えて…
・「常に金融政策の効果については一定のタイムラグがあると言われているが…そういうものがあるからと言って…その効果がフルに分かるまで常に待っていなければいけないというものでもない」
※国民に不評でも日銀が必要だと判断したらマイナス金利を引き下げるのかという質問に応えて…
・「初めての経験なのでさまざまな声があるのは認識しているが…金利面では政策効果が既に表れており…今後は実体経済や物価にも波及する。評価もポジティブなものとして定まっていくと考えている」

(MRFのマイナス金利の適用除外について)
・「MRFは基本的に個人の株式投資など証券取引において決済機能を持っており…個人の証券取引の便宜という面では非常に重要な役割を担っている」
…就任以来3回の金融緩和で一部とはいえ内容を撤回したのは初めて。
・「何らかの影響が出た場合…どのような対応が必要かも考慮していた」
・「マイナス金利適用後に業界団体などからから多様な陳情や意見があり…そうした方々と十分議論した上で適切な対応をした」
・「目的はマイナス金利付き量的・質的緩和のより円滑な実施であり…撤回したとかそういうものでは全くない」

<野村証券:桑原真樹エコノミスト>:*B
・「注目点は景気認識だった。久々に下方修正というこことでいいと思う。」
・「全体としても…若干弱めの判断だ」
・「これは追加緩和の理由になるものであり…将来の追加緩和の可能性が高まったと言えるだろう」
※ブルームバーグ:エコノミスト調査(8-10日)
・「日銀は7月までに追加緩和に踏み切る」との見方が大勢

※<欧州中央銀行(ECB)>:10日
◆マイナス金利の拡大を柱とする追加緩和に踏み切る
◆ドラギ総裁:「一段と利下げする公算は小さい」
∴(市場的には)マイナス金利の引き下げに打ち止め感が強まっている

>>:不思議なことに「なにも変わらないだろう」を理由に買っていた人たちが政策決定後、円買い・株売りに走っている…まあ、いつものことではあるが…相場は面白い

**昨日のマーケット概況**

【日本株】:4営業日ぶり反落
東京時間15:23現在
・日経平均  17117.07(-116.68 -0.68%)
・TOPIX    1372.08(-7.87 -0.57%)
・東証マザーズ    956.38(+6.87 +0.72%)
・ジャスダック    109.51(+0.20 +0.18%)
・東証REIT指数    1879.89(+5.38 +0.29%)

▼前日の海外市場…原油価格反落・欧州株堅調・米株は高安まちまち…方向性に欠ける動き
▼日銀…現状金融政策据置き発表
→後場の日経平均下げに転じる…下げ幅を100円超に拡大…一時17042.56円の安値つける
∵市場の大半は据え置き予想⇔一部には追加緩和期待があった模様
▼日銀…景気判断=下方修正→失望売りの反応に
▼為替市場…ドル円が113円台前半に下落→日本株も圧迫された格好

▽1万7千円の大台は維持…底堅い地合いは継続
∵市場…4月の日銀追加緩和への期待感残す

※東証1部
(騰落銘柄数)↑843↓947→152…売買拮抗(売買代金)2兆1123億円(出来高)20億9325万株

<アムンディ・ジャパン:浜崎優投資情報部長>
・「業績や為替の見通しがまだ定まっていない中では…日経平均が1万7000円台への大台替えを達成した後の上値は重い」
・「日銀の決定は想定通りだが…ECBに続いて日銀も歩調を合わせて追加緩和を行うのではないかと一部に期待する向きがあったようだ」

<ニッセイアセットマネジメント:久保功株式ストラテジスト>:*B
・「一部には万一の緩和があった場合の円安・株高に備えていた投資家もいたのだろう」

※これは終盤の<加藤補足>にも昨日書いておいたが…
*日経平均*:前日まで3連騰
・投資家の短期採算ラインである25日移動平均線(1万6337円)からの上方乖離(かいり)率=5.5%
◆目先過熱を示す5%を超えていた…
・東証1部の上昇・下落銘柄数の百分比を示す騰落レシオ=115%
◆過熱圏の120%以上に接近

<SMBCフレンド証券投資情報部:松野利彦チーフストラテジスト>:*B
・「25日線からの乖離は昨年11月半ば以来の高水準にあるほか…騰落レシオも過熱感があるというほどではないが…そろそろ過熱感が出始めるころだった」

>>:結局は「テクニカル」に動いているのが今だ…

【米国株】:小幅高
NY株式15日(NY時間16:26)
ダウ平均   17251.53(+22.40 +0.13%)
S&P500    2015.93(-3.71 -0.18%)
ナスダック   4728.67(-21.61 -0.45%)
CME日経平均先物 16915(大証終比:-45 -0.27%)

▼米小売売上高2月*1:>予想⇔2ヵ月連続減少…第1四半期の個人消費に懸念を高める内容

*1:小売売上高(2月)21:30
>前月比:結果▲0.1%>予想▲0.2% 前回▲0.4%(+0.2%から修正)
>同コア:結果▲0.1%>予想▲0.2% 前回▲0.4%(0.1%から修正)(自動車除)

▼日銀…景気判断下方修正…世界経済の先行きへの懸念高める。

*ダウ平均*
…序盤は売り先行→一時100ドル超下落→その後下げ渋り

>明日のFOMC待ち
◆タカ派な姿勢を示すとの見方⇔◇景気に配慮した姿勢も示すのではとの期待感

>>:この状況で、上げてしまうダウ…「梯子」はだんだん長くなる…S&P500が「真っ当」だろう…

【NY外為】 :日本円…全面高。対ドルでの上げ幅は今月最大となった。イランが原油輸出を拡大し、資源国通貨は下落した。

*日本円*
▼主要通貨全てに対して値上がり
∵NY原油先物市場:WTI…先物大幅続落
【イラン】…制裁解除に伴い先月の原油生産が約20年ぶりの大幅増
【ロシア】…生産水準を維持する協定にイランが参加しない可能性を示唆
⇒リスク回避の円買い…

・NY原油先物4月限(WTI)(終値):1バレル=36.34(-0.84 -2.26%)
・ブレント先物5 月限(ICE)(終値):1バレル=38.74(-0.79 -2.00%)

<トロント・ドミニオン銀行:シニア為替ストラテジスト;メイゼン・アイサ>:*B
・「商品および商品との関連性の高い通貨にとって明るい環境ではない」
・「新興市場と商品通貨が大幅な調整を迎えるとの見方はまだ健在だ」

>>:だから…「利益確定」「損切り決断」忘れずに!!

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■エリオットの波■は「下げの鼓動」最後の調整波の中の(下げ)→(上げ)→(下げ)か(・・?
■エリオットの波■:加藤のチャート利用法
※mixiコミュ:「SCMTBはじめくん」に掲載!!
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※こんな時だからこそ…確認しておこう…振り落とされないために…しっかりつかまっているために…

<偉大な先達「山崎和邦」氏(元野村證券営業本部長)の見通し…>
<当面の注意事項>
(1)これからの上昇は「中間反騰」だから戻りのメドを見切って…出来るだけ沢山売っておくことだ。
(2)そのあとにバーゲンセールが来る。
(3)その時は何を買っても儲かる。⇔怖い自己を乗り越える自律が必要…それが儲ける資格!!
※買下がり戦略は第152号ご参照

<加藤補足>
>日経平均で17000円までの戻りは「想定の範囲内」である…突破「18000円」が想定内に
☆:25日移動平均線との▲12%乖離超(1月21日と同様)で反発すると予測
※2月12日で▲13.5%→反発した(騰落レシオも58.67%<70%と割安ゾーン入りしていた)
※3月15日で乖離は+4.5%・騰落レシオは109.7%(乖離率:警戒ゾーン>4%入り・騰落レシオ:120%間近)

>世界全体の「金融政策」協調に加え「財政政策」での協調がない限り上昇には限界
●今回のような「意味不明」の上昇には必ずそれ以上の「咎め」が…
>一旦の戻りの後…「作られた」金融不安などを起因に再び下落へ…
※覚悟すべき目処(山崎氏):1万4809円!!(始動点から大天井までの半値押し)
…このころ世間はみんな弱気になる…だからこそ安値で買えるのだ…と山崎氏は言う
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<加藤の予測>
【当面見通し&方針:1511末時点】 (追加(6)・…訂正(4)&(3)…2回目)
(1)年初急落…持ち直しは年央以降…年末急伸
(2)日経平均は14000円(ちょい割れあり)から22000円
(3)ドル円は110円(ちょい割れあり)から125円(リスクは円高に
  訂正前:ドル円は113円(ちょい割れあり)から125円 (年央までなら120円)
  ※03月01日の時点で円高目処を112.30円→111.50円→110.90円 と算出
  ※現在値(03/16):113.15円水準では113.90円が上値抵抗に。112.55円が下値抵抗
  ★為替は苦手だぁ!!
(4)反発のきっかけは「インフラ公共投資」の推進を相場が認めること (金融政策ではない!!)
  訂正前:「中国」の「本格的財政」出動を相場が認めること
(5)新興国関係は「腹を決めて」金利を取るに徹する(投信で言えば基準価額が20%下がったら
買い下がる)
(6)買い下がったもので利益が出たものは10%毎に利食い
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**お知らせ**
■4月のセミナー■:「前向き!!投信ゼミナール!!」
>4月23日(土) 11:15-12:45(時間が15分後ろにずれました)
・会場:SOBIZGATES 2FA会議室(東京都新宿区新宿5-11-2 SOBLD)…前回と同じです
・都営新宿線「新宿三丁目」駅&都営副都心線「新宿三丁目」駅より徒歩1分
・JR山手線「新宿」駅より徒歩5分
・定員:36名(参加費:1000円)
※なんと…九州からもご参加申し込みあり!!
>4月24日(日) 13:30‐15:00 
・会場:小田原(おだわら市民交流センターUMECO…前回と同じです
・小田原FP事務所さんのご協力をいただいています
・小田原駅から徒歩1分)
・定員:20名(参加費:1000円…リピーター・ペア割引あり)


※まだまだ予断許さぬマーケット…新宿会場満席!!小田原もあと僅かです…
※新宿会場は今後のお申込み次第では会場変更の可能性あり。
※お早目のご予約を!!
※お問い合わせは…mstb2021139@goo.jpまで


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