【鉄則3】<買われたものは売られる!!><売られたものは買われる!!2
<半値・八掛け・5割引き>
前回からの続きです…
「★市場参加者全員を震え上がらせるような要因(リーマンショックのような)がある場合
・高速道路上で突然大事故が発生したイメージです
(1)誰も事故現場から抜け出せない
(2)道路が復旧するまでは走れない
(1)は暴落(2)はその後の投資センチメントの凍結です…
・株式市場の格言に「暴落は熱狂の中に始まり、上昇相場は絶望の中に芽生える」というのがあります
・この場合は、あわてて損切りするより、買い場を落ち着いてみつけることです
・その際の鉄則は次号でのお楽しみ…」
※落ち着いて「買い場」をみつける…
パニック状態の中では難しいですね…
その時、頭に入れておくのが長く言い伝えられてきた相場の格言
「半値・八掛け・5割引き」です。
a.2007/02/09 14110円
b.2008/07/16 7072円
c.2008/10/09 5591円
d.2009/02/24 2866円
上記のように基準価額が動いた投資信託があります…
大和投信さん運用の「世界の街並み」という世界のリート(不動産)市場に投資をする投資信託です。
まさに、リーマンショックの前に「我が世の春」を謳歌し、リーマンショックとともに「暴落」しました。
そして投資センチメントは「凍結」し、誰も見向きもしなくなりました…
2009年3月09日、僕は大阪・江坂で会社の販売担当者向けの研修を行っていました。
リーマンショックの傷跡が大きく、お客様だけでなく、担当者の気持ちも沈んでいた時…
つまり「絶望」がみんなの心を支配していた時でした。
因みにこの投信は翌日10日に2675円という最安値をつけるのです…
僕は担当者に言いました…
「世界の街並み」を提案してみよう!!…と
・投資対象は世界中の経営母体のしっかりしたREITであること
・この時点で「暴落」した物件を購入する動きもあり、資金も提供されていること
・この時点での「世界の街並み」の分配金利回りは年20%/超であり、当時の投信の中では高い水準にあったこと
・「世界の街並み」の「分配可能源資」の水準が高かったこと
・この時点で世界中の中央銀行の協調政策が出そろったにも拘わらず、株式市場が「2番底」をつけていたこと
・半値・八掛け・5割引き…にドンピシャ当てはまっていること…
●3月10日が底でした…
・「世界の街並み」の基準価額は2010年の3月末には2963円・4月末には3676円・8月末には4309円と上昇
・途中欧州財政危機やバーナンキショックなど「ヒヤっ」とする局面もありましたが
・先週末(2015年5月22日)には4948円…3000円近辺の基準価額で購入したとしても60
%超の利益がでていることになります。
・しかも、その間の受取分配金は万口当たり3660円なので100万円購入した人は約100万円の分配金を受け取ったことになります!!
●この提案は多くの担当者・お客様に支持され、「世界の街並み」の純資産増加に寄与したと思います…
●大和投信さんからは、一言もご挨拶をいただいた記憶はありませんが…まあ、お客様と担当者のために僕は仕事をしていたので…(笑)
☆みんながパニック状態になっている時でも 落ち着いて「買い場」「買える対象」を探す…
投資をするなら忘れてはいけないことであり、それが「前向き」な姿勢だと僕は思います。
●今は「異常事態」でも「パニック状態」でもないので前回の対応方法をご覧ください…
「やるべきことをやる!!」のです…