加藤肇の「前向き!!投信ゼミナール!!」

・「よくわからないまま」投信を利用してる方!!

・銀行での投信窓販解禁以来、16年!!
・お客様向けセミナー講師回数3500回超!!
・指導した販売担当者は10000人以上!!
・お客様目線から「やさしく」「大事なとこだけ」
 解説します!!

【外為相場を考える】

【外為相場を考える】

◆エネルギー(シェール)革命と米ドル相場

 <エネルギー(シェール)革命>の外為相場への影響
・中東(エネルギー供給源としての)の重要性低下→軍事費の削減*1
・好景気(企業のコスト減による)→税収増加*2 
 *1+*2→財政収支の改善 ☆1→FRBは低金利政策終了へ
・エネルギー事情の安定(石油自給自足化)→製造業の米国回帰*3
  ↓
・エネルギー関連輸出増加*4
  ↓                             


・エネルギー関連輸入減少*5

*3+*4+*5→貿易収支の改善 ☆2

☆1+☆2⇒米ドル高要因…これが底流にあることを忘れずに!!


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◆ドル円見通し(加藤のザックリ読み)
・要因1:米国景気回復…雇用・消費・住宅ともに回復スピードダウンも基調は「上向き」

⇒リスクオン相場継続
・要因2:受給面…日米国際収支劇的変化→日本は貿易収支は赤字へ、経常収支はプラス減へ
・要因3:物価水準…予想インフレ率は米は既に2%台へ、日本は依然1%台
・要因4:金利面

…日銀=異次元緩和の継続

⇔FRB=利上げ開始近い…実質金利差拡大⇒ドル高円安へ
∴ドル円は「ジリ高」へ

…6月中に125円台…2016年03月末130円台定着…2017年4月以降135円台へ…!?

でも…
⇔要因1:米国景気は減速しているんじゃないの?
⇔要因2:石油安で日本の経常収支は回復してるよね?
⇔要因4:日銀は追加緩和見送り&FRBの早期利上げ期待は後退…実質金利差は縮小するのでは?
∴シカゴ投機筋は「円売り」ポジションを一旦縮小
∴ドル円は短期的には「調整」の可能性も…年内115円を見るかも…そこで「買える」か?(笑)

(もうちょっと深く読んでみた)
※為替参加者の今年最大の誤算
<日本:消費税2015年10月10%の先送り>
(狂ったシナリオ)消費税増税→日本景況悪化→日銀緩和期待→円安
(現状のシナリオ)増税見送り→日本景気回復→緩和観測後退→円高
∴2017年4月の消費税増税にむけ、日銀は追加緩和を「温存」!!
但し、2016年8月に衆参同時選挙があるならそこで実施!!
⇒この「日銀バーズカ」で円安の総仕上げになる!!

◇ユーロ円見通し
・要因1:物価面で日米に大きく劣後するユーロ(依然ゼロを挟んだ動き)→緩和継続
・要因2:ユーロ主要国の2年国債利回りはマイナスに沈む…金利面での魅力低下
・要因3:ユーロ主要国のGDPはここのところプラス圏に浮上
・要因4:実はユーロ圏は恒常的な経常黒字!!…ユーロ売りには限界
・要因5:ギリシャは対ロシアを睨んだ「地政学的なポイント」…支援は継続
・要因6:シカゴ投機筋のユーロ売りポジションは過去最大…ユーロキャリー取引…円キャリー取引(当時経常収支黒字)の巻き戻し
∴ユーロ円は既に底打ちした可能性大!!
・2015年12月末までに135‐140円台定着…2017年に向けて145円台へ!?


次回は新興国通貨です

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