加藤肇の「前向き!!投信ゼミナール!!」

・「よくわからないまま」投信を利用してる方!!

・銀行での投信窓販解禁以来、16年!!
・お客様向けセミナー講師回数3500回超!!
・指導した販売担当者は10000人以上!!
・お客様目線から「やさしく」「大事なとこだけ」
 解説します!!

【昨日のマーケット:151209】本題は?

□■前向き!!投信ゼミナール!!■□:第113号
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>みなさん!! こんにちは!! 加藤です!!
・昨日は、年金事務所に行くはずが…
・家内から突然「松戸の戸定歴史観へ行きたい!!」とのオファーがあり、行って来ました。
・明治初期…日本にも間違いなく「貴族」がいた…
・素晴らしい。邸宅と庭園を巡りながら、強く感じました。
・東京周辺にお住いの方は是非一度訪れていただきたいと船橋市市民ながらお勧めします(笑)
http://www.city.matsudo.chiba.jp/tojo/
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※ご注意ください!! 
・本ブログの情報は…
 信頼できると判断した資料や私の経験をもとに提供させていただいておりますが、
 今後の投資成果を保証するものではありません。
・「投資」にあたっては「自己判断」「自己責任」で行っていただくようお願い致します。 
・*Bはブルンバーグから*nは日経電子版からの引用コメントです
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 【昨日のマーケット】
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>今朝明け方
【NZ】利下げ!!
*NZ中銀政策金利 10日5:00
・結果 2.50%=予想 2.50%<現行 2.75%(予想通り利下げ)
*NZ中銀声明
「緩和的な金融政策が必要となっている」
「状況が正当化されるのであれば追加利下げも」
「NZドルは更に下落が適当」
「現行の金利設定でインフレ目標到達を予想」「インフレ見通しを下方修正」
「インフレ目標達成予想の時期を2016年第3四半期から2017年第4四半期へ後ずれ」
「2016年の第1四半期のインフレ見通しを1.5%から1.2%に修正」
「2016年第1四半期のGDPは2.2%から2.4%に上方修正」
<ウィーラー総裁>:会見
「活発な利下げは住宅市場のリスク」
・追加利下げの可能性は堅持しているものの利下げに消極姿勢も?
「現行の金利設定でインフレ目標到達を予想」…この一文でNZドル急騰
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>12/09
>相変わらず主体性のない東京市場は昨日も「あたふた」だ
東京時間15:22現在
・日経平均          19301.07(▲191.53 ▲0.98%) ・TOPIX    1555.58(▲13.15 ▲0.84%)
・東証マザーズ    884.21(▲  12.21  ▲1.36%)
・ジャスダック      116.34(▲    0.88 ▲0.75%)
・東証REIT指数     1739.35(▲    5.78 ▲0.33%)
▼続落
∵原油安を背景に昨日の米欧株が下落…市場の懸念拡大
・一時19260.12円まで下押し…11月16日以来の安値水準
・日経平均は2万円台乗せに失敗したあとは売りが優勢な流れに
…本日:200日移動平均線を下回る→今後1万9500円近辺が上値抵抗となる可能性
※東証1部・売買代金:2兆3940億円・出来高:20億4346万株・騰落銘柄数↑371↓1442→110
<ちばぎんアセットマネジメント:奥村義弘調査部長>
「原油価格の下落でデフレ懸念が強まる流れになっている」
「鉱業や石油株などが少し反発に転じて一部では底打ちを探る動きもある」
「ただ…全般に景気敏感株が売り込まれる展開」
「為替も少し円高に振れてリスク警戒感が強まっている」
「週末にSQも控えてその需給調整も気になる相場」
⇒確かここは「強気」だったはず…さあ、どうする? 行くのか?引くのか?」
⇒今年、僕が申し上げてきたことを思い出していただきたい…
「日経平均とNYダウは今年20000をつける」
「日経平均の20000以上は今年は『おまけ』。それを維持する力はない」
…「騰落表」でも申し上げているとおり、ここ1年間で10%以上利益の出た株式投信は
  原則として利益確定推奨(NYダウ20000…まだあきらめきれないが…)
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>9日朝:NY外国為替市場
・円がドルに対して買われる。
・一時は前日終値比1円ほど高い1ドル=121円82銭近辺
…11月6日以来ほぼ1カ月ぶりの円高・ドル安水準
∵原油など商品相場の先安観を背景に市場参加者のリスク回避姿勢続く→低金利の円買い拡大
⇒今年に入ってのセミナーで僕が申し上げたことを思い出していただきたい…
「米国大統領選が近づけば近づくほどドル円は円安に振れにくくなる。」
「理由はなんでもいい。市場は円安にストップをかけ始める」
…その第一第一段階が始まっただけのことと考えている。
>9日午後:NY外国為替市場
・米ドルが下落
・商品売り弱まる…一部の資源国通貨上昇
*ノルウェークローネ(前日に約13年ぶり安値)反発
*ブラジル・レアル…対ドルで11月25日以来の高値まで戻す…ドルに対する上昇主導
⇒新興国通貨は基本利益確定推奨(分配込で益があるなら迷うな!!)
・原材料価格の下げが鈍化…資源国通貨は足場を見つける
・原油相場…在庫減少を受けて上昇する場面も
<JPモルガン:外為・金利戦略責任者;ジョン・ノーマンド>:*B
「原油相場が持続的に上昇するには米国での生産が下方修正される必要がある」
<ウエストパック銀行:北半球通貨担当チーフストラテジスト;リチャード・フラヌロビッチ>::B
「商品相場は非常に悪い下降トレンド内での一時的な反発局面にすぎない」
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>株式市場も「石油」睨みだ…来週のFOMCはどこにいったのか?
【3日続落 原油失速が圧迫 デュポンとダウ・ケミカルは合併報道で大幅高】
NY株式9日(NY時間16:14)
・ダウ平均   17492.30(-75.70 -0.43%) ・S&P500    2047.62(-15.97 -0.77%)
・ナスダック   5022.87(-75.38 -1.48%)
・CME日経平均先物 19005(大証終比:-295 -1.56%)
▼ダウ平均…3日続落
・主なイベントも無い中…市場の関心は原油の動向に
・米週間石油在庫統計発表…原油在庫は11週間ぶりの大幅減少
・原油…買い戻し強まる→株式市場もポジティブな反応
⇔原油の買いは続かず失速→それに伴って株式市場も売りが強まる
※ダウ平均は一時200ドル近く上昇後→一時164ドル安まで下落する荒い展開と
*EIA週間石油在庫統計(バレル)10日0:30
・原油在庫 ▲357万:ガソリン +78.6万
・精製品   +500万
・製油所稼働率 93.1(-1.4)(%)
(クッシング地区)
原油在庫 +42.3万
⇒バレル20ドル台が取り合えず「売り方」が限界を感じ始める水準だろう。
・次は、この水準が新興国経済に米国利上げと絡んでどんなダメージとなるかを言い出す展開へ
・そして、それが米国景気にプラスという論調がでてくるかどうか…
⇒週末、マーケットの目は米国利上げに移るか?
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>気になるニュース
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>投信販売関連(12/10 日経電子版)
【日本】
<金融庁>「水平的レビュー」:焦点は積立投資とコンサル能力(★加藤つぶやき)
>年明け開始
・投資信託の販売実態などのテーマで金融業界を横断的にモニタリングするもの
・前回のレビュー
(1)短期間で商品の乗り換えを推奨する「回転売買」
(2)分配金の水準を前面に出した「分配売り」 などを問題とした
・今回のレビュー
(1)積立投資への取り組み
(2)販売員のコンサルティング能力 などが焦点に
■受託者責任の徹底求める
(1)地方銀行の体制整備は進展
「当局の考えによると……」というフレーズを担当者から聞くことが増えた。
・多くの地銀が販売員の業績評価を販売手数料から投信の残高重視に変更
<広島銀行>
・投信分析ツールの導入
・投信を1本だけ保有する顧客に2本目を持つとリスクとリターンの関係がどう改善するかを示す
★「えっ!?まだやってなかったの!?」
(2)フィデューシャリー・デューティー(受託者責任:より顧客目線に立った販売姿勢)の徹底
>具体的手法
☆投信の積立投資に注目
∵(1)毎月一定額の投信を購入する積立投資ならば…回転売買に陥る恐れは小さい
∵(2)月々の分配金に引きずられて必要以上にリスクの高い商品を購入することも少ない
★顧客のニーズ・金融機関の販売目標をどこまで踏まえるのかのガイドライン必要では?
<常陽銀行>など一部の有力地銀
・投信の積立投資に注力…月間の積立額は10億円に
…通常の投信販売と積立投資での販売での売れ筋商品の違いなども検証
■販売員のキャリアパスも重視
>もう1つの当局の関心…投信の販売の担い手の在り方
>次回のレビュー
・金融機関の支店に出向き日ごろ店頭で投信を提案している販売員の模擬販売を見ることも検討
…従来の銀行検査でも支店で模擬販売をチェック
…検査ではあくまでコンプライアンスの確認が目的
(顧客の年齢や保有資産・リスク許容度などを聞き適合性を確認していれば問題ない)
★こんなに手の内あかしたら銀行は巧妙に手回ししまっせ!!(笑)
しかし!!
>当局の新たな視点
『コンプライアンスをクリアしても顧客利益にかなうコンサルティングがなされていない!!』
>例えば…
・適合性をパスした商品でも「『今はこの商品を購入するのは控えるべきではないでしょうか』との提案もあるべきだ!!」(中堅幹部)
⇒「投信販売の高度化」を求めている
⇒投信販売の現場には経験の浅い女性行員が多く配属…要求水準が高すぎる面もある。
★僕が知っている何人かの仲間はこの水準に達している
★しかし、そのレベルに達するための努力が嫌で「そんなこと考えなくていいからラップなんですよ」という奴が多い銀行は要注意だ…
★女性行員云々は「問題発言だ」。経験の浅い女性行員ほどお客様のために良い提案をしようと一生懸命だ!!問題は彼女たちの努力を「そんな勉強するより、販売額をあげろ!!」と喚いて否定する組織の存在だろう…
・コンサルティングの質の担保…あくまで販売の担い手のスキル
・地銀などは職種別の採用が少ない∴投信の優秀な販売員を融資担当に配置転換するケースもある
★そもそも銀行の「融資=エリート」意識は根深い
★「リテールなんて大卒のやる仕事じゃないぞ!!」
…こう言い放ったどっかの役員さまもいた…
…さすがにメガバンクの良識ある役員さんにはいないだろうが…
『投信業務が軽視され融資業務に光が当たりがちの行員のキャリアパスを銀行経営者がどう考えるのかもレビューのテーマになりそうだ』
・特に…販売力の劣る地銀の中には当局の目がうるさい投信販売に見切りをつけ「手数料の厚い外貨建て終身保険で収益を確保しろ」と役員がハッパを掛けるケースもあるほどだ。
★販売力の劣る地銀だけかあ?(笑)
・人口減少などの影響で資金需要は低迷
・投信販売など資産運用ビジネスは数少ない成長分野
・目先の収益を優先して顧客の信頼を失えば元も子もない
・当局のレビュー…地銀などの経営者が投信販売のあり方を真剣に考えるよい機会になるかも
★地銀など…の「など」にどこがはいってるのかねぇ…
>レビューが無事に終わりますように。(終わらないほうがいいかもね(笑))
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