加藤肇の「前向き!!投信ゼミナール!!」

・「よくわからないまま」投信を利用してる方!!

・銀行での投信窓販解禁以来、16年!!
・お客様向けセミナー講師回数3500回超!!
・指導した販売担当者は10000人以上!!
・お客様目線から「やさしく」「大事なとこだけ」
 解説します!!

【昨日のマーケットから:160107】見極める

□■前向き!!投信ゼミナール!!■□:第132号
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>「太閤は戦いに飽いた」
・朝鮮(当時)から兵を退く時、豊臣秀吉は言った…
・あの相場の熱狂はどこに行ったのか(・・?
・答えは「飽いた」だろう…買うことに飽きた…それだけだ
・そのきっかけの一つが北朝鮮というのも因縁めいているか(笑)
>一転弱気を吹く輩がでてくるだろう(しかも絶望的な…)
・そういう輩が増えれば増えるほど買い場は近づく
・「提案」できる時間帯ができる
・投信窓販解禁以来、僕の誇りは底値水準での「提案」を逃さなかったことだ。
・この下げは、僕の気持ちの中では「たいしたことない」下げではあるが…
・とりあえずは…k.b.com証券さんから泣きが入るのを待つとするか…(笑)
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※ご注意ください!! 
・本ブログの情報は…
 信頼できると判断した資料や私の経験をもとに提供させていただいておりますが、
 今後の投資成果を保証するものではありません。
・「投資」にあたっては「自己判断」「自己責任」で行っていただくようお願い致します。 
・*Bはブルンバーグから*nは日経電子版からの引用コメントです
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【日本株概況…大幅続落(中国発の不安が止まらない)】
>東京時間15:39現在
・日経平均  17767.34(-423.98 -2.33%)   ・TOPIX    1457.94(-30.90 -2.08%)
・東証マザーズ    879.81(-0.43 -0.05%) ・ジャスダック    113.21(-0.65 -0.57%)
・東証REIT指数  1704.86(-9.66 -0.56%)

■日経平均(前日比▲423.98円=17767.34円)…3ヶ月ぶりの安値水準
▼年始から4日連続の続落…1995年以来(21年ぶり)
★1:中国発の不安材料が日本株を直撃
(1)人民元安が止まらない(2016/01/08 am5:30…17.81円⇔18.46円…2015/01/01)

(2)上海株…取引開始30分程度でサーキットブレーカーが発動→取引は強制終了
★2:リスク回避で円急伸
*ドル円*:一時117.60台まで急落…早朝から一気に1円超の大幅な円高進行

※東証1部
(騰落銘柄数)↑239↓1647→49…全面安商状
(売買代金):2兆8338億円(出来高)23億7486万株(売買代金上位20銘柄はすべて下落)

<富国生命保険:山田一郎株式部長>:*B
・「トレンドは下を向いてしまっており…まだ下があるだろうという見方になった」
・「買い手は手を引いてしまっている」
・「人民元の下落については…コモディティの価格も厳しくなるというイメージもある」
・「中国当局の出方次第ではあるが…有効な手があるのかどうか、難しい相場だ」
☆彡:部長さん…で(・・?…それでそうすんの(・・?

>債券市場は堅調だ(【騰落表】では国内債券の比率を増やせと「提案」してきましたが…)
*長期国債先物市場*(中心限月3月物)
・寄付:149円22銭(前日比+5銭)・高値:149円28銭…史上最高値・引値:149円23銭

<岡三証券:鈴木誠債券シニアストラテジスト>:*B
・「年明けから波乱要因が続く中…世界銀行も成長率見通しを引き下げた」
・「世界経済の減速という大前提が主要国の債券相場を支えている」
・「金利が上がる状況にはない」
・「円高・株安が進めば追加緩和期待も強まりやすい」
・「消費増税を控えて来年も今の金融政策が続くのなら…国債の需給は締まっていく」
・「金利が上がらない状況を前提に投資していくしかない」
☆彡:国内債券市場の参加者は「前」しかみていない…
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>NYは…(・・?

【株式市場:リスク回避の見切売り止まらず…ダウ一時440ドル超急落】

NY株式7日(NY時間16:11)
・ダウ平均   16514.10(-392.41 -2.32%) ・S&P500    1943.09(-47.17 -2.37%)
・ナスダック   4689.43(-146.34 -3.03%)
・CME日経平均先物 17610(大証終比:-50 -0.28%)

▼ダウ平均:一時440ドル超下落
∵(1)中国人民銀行:対ドルでの人民元レートを前日に引き続き切り下げ
→中国経済への懸念が更に強まる
∵(2)原油:一時32ドル台前半まで下落…株式市場圧迫(上げも下げも撹乱要因)

<ジョーンズトレーディング・インスティテューショナル・サービシズ:グローバル市場ストラテジスト;
ユーセフ・アッバシ>:*B
・「二日連続の人民元の中心レート引き下げで…世界の成長エンジンである中国経済が減速し始めているとの懸念が急速に強まった」
・「値がさ株のほかのもリスク資産とみなされるものは何でも投げ売りされている」
・「成長懸念→原油下げ…全てが相互に関係している」
・「新年早々から市場参加者は戸惑うばかり…押し目買いを入れる用意はない」

☆彡:FRBが利上げするほどの景気の強さへの期待と参加者の熱狂は冷めている…

【外為市場:米ドルに売り】
(市場の懸念)
★米金融当局は中国の混乱を振り切り…予測通りに年内に4回の利上げを実施できるのか(・・?
※連邦公開市場委員会(FOMC)12月会合:議事録
<政策当局>
▼利上げのタイミングと大きさを検討する上で「国際情勢」を精査することを示す
∴昨年8、9月における中国をはじめとする新興市場の混乱=12月まで利上げ見送りの理由の一つ

<エバーバンク・ワールド・マーケッツ:プレジデント;クリス・ギャフニー>:*B
・「昨年8月の状況の再現だ」
・「米金融当局は世界の成長を注視しており、次の利上げのタイミングという点で影響してくる」
・「金融市場には既に影響が見られる」
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>偉大な先達:山崎和邦氏の言葉を噛み締めておきたい

「甲か乙か…いずれかに早急に決めようとするのは『二見に堕す』*1(にけんにだす)と言って避けるべきことだ」
*1:禅語…これは「知性」の放棄を意味する

「正解がある問題は「知能」良きものが解を得る」
「一方で…(相場のような)正解なき問いに対して解を得ようという強靭な格闘力を「知性」と言う」
「甲論乙駁*2(こうろんおつばく)する果てしなき闘いの結果こそが知性というものであろう」
*2:甲がなにか述べると、乙がそれに反対するといううように、議論がまとまらない様

「投資に必須となるのは「知能」でなく「知性」である」
「簡単に割り切ろうとするのは知性の放棄である」
「解を得ようとして焦るのではなく…ないかもしれない解を求め続けていく…」
「その問いにこそ意義がある」

「簡単に「割り切る」のではなく、(見極めてやろうという)「腹を固める」ことこそ…新春を迎えるにあたっての好ましい「知性」のあり方であると信ずる」
(2015年12月30日 談)


☆彡:まさに「見極める」(腹を固める)時期に来た…
☆彡:一緒に見極めましょう!!

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