加藤肇の「前向き!!投信ゼミナール!!」

・「よくわからないまま」投信を利用してる方!!

・銀行での投信窓販解禁以来、16年!!
・お客様向けセミナー講師回数3500回超!!
・指導した販売担当者は10000人以上!!
・お客様目線から「やさしく」「大事なとこだけ」
 解説します!!

【昨日のマーケットから:160111】中国

□■前向き!!投信ゼミナール!!■□:第134号
★中国が止まらない…
【アジア株:中国警戒強く総じて下落】
>16/01/11:東京時間18:05現在
・中国上海総合指数  3016.70(-169.71 -5.33%)…本日安値圏での引け
・香港ハンセン指数   19888.50(-565.21 -2.76%)
・台湾加権指数     7788.42(-105.55 -1.34%)
・韓国総合株価指数  1894.84(-22.78 -1.19%)
・豪ASX200指数    4932.24(-58.60 -1.17%)
・インドSENSEX30種  24906.84(-27.49 -0.11%)
▼主要指数:総じて下落
∵(1)中国経済に対する根強い警戒感…世界的な株安の進行続く
∵(2)香港金利市場…人民元の翌日物金利急騰→資金の逼迫懸念も
【中国】:国務院の金融監督権限を拡大へ
>ロイター通信
(関係筋の話)
■株式市場の急落に危機感募らせる中国当局■
∴金融市場監督…国務院(内閣に相当・直属機関)に一段と大きな役割を与える方針
∵既存の金融当局の不手際→中国当局の経済政策運営に対する懸念が世界的に高まったとの見方
☆彡:「弱気材料」には事欠かない。年末までは「無視」していただけなのだが…
☆彡:中国は変な株価対策はキッパリと止めるべきだ
☆彡:金融リテラシーの著しく欠ける投資家に与えた「博打のおもちゃ」はいったん取り上げるべき
☆彡:今、中国に必要なのは「本気の財政政策」「一帯一路」の断固たる推進だろう
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※ご注意ください!! 
・本ブログの情報は…
 信頼できると判断した資料や私の経験をもとに提供させていただいておりますが、
 今後の投資成果を保証するものではありません。
・「投資」にあたっては「自己判断」「自己責任」で行っていただくようお願い致します。 
・*Bはブルンバーグから*nは日経電子版からの引用コメントです
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>人民元の下落が今回の波乱の原因と騒がしいが…


【投資家は人民元中心レート設定の意図を誤解】
<中国人民銀行(中央銀行):チーフエコノミスト;馬駿>:*B
※11日:人民銀の公式ウェブサイト
(人民銀行が対ドルで設定する人民元の中心レートの最近の動きについて)
「投資家は、その意図を誤解している」
>年明け…中心レートを0.5%引下げ→世界の市場が動揺
・「人民元の中心レートは前日の終値と通貨バスケットの動きに基づいている」
・「人民元が米ドルではなく通貨バスケットとの変化で価格設定されることに投資家が順応すれば
元の下落圧力は和らぐだろう」
…意図的に元安誘導を狙ったとの印象を修正の意図(・・?
・「市場参加者の間に中心レートの前日からの変化に注目して人民銀の意図を読み取ろうとする動きが最近ある」
・「それは誤解だ」
・「中心レートは前日終値や通貨バスケットの変動を含む要因で決定している」
・「人民元を単一の通貨にペッグさせれば中国の貿易競争力に著しい変動が生じる恐れもあり、国際収支の不均衡が増すほか、裁定取引の活発化を招く」
・「市場参加者は中心レートと前日終値・通貨バスケットの変動に注目するべきだ」
・「人民元は米ドルにペッグするべきではない」
・「今後はドルよりも通貨バスケットへの連動性が強まる」
・「人民銀は日々の人民元の変動幅を『適切に制限する』だろう」
☆彡:基軸通貨への洗礼を人民元はこれからも浴び続けなければならない
☆彡:馬氏の発言は今後、人民元が安定→市場の安定の理由になるので記憶しておこう
☆彡:<鉄則>「中国で売られたら豪ドルは買い」は継続する
>年明けからの対円下落度 人民元▲7.2% 豪ドル▲6.9%
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>止まらないのは「欧州」も…9月以来の安値へ…
2016/01/12 (火) 02:46
欧州株式11日終値
英FT100  5871.83(-40.61 -0.69%)
独DAX  9825.07(-24.27 -0.25%)
仏CAC40  4312.74(-21.02 -0.49%)
<コメルツ銀行:グローバル株式担当エコノミスト;ピーター・ディクソン>:*B
・「不透明感は消えていない」
・「ちょっと物事がうまくいかないだけで、元の状況に戻る」
・「中国情勢に対する市場の反応は極めていき過ぎだ」
・「欧州のファンダメンタルズは全く悪くない」
・「ユーロ安とエネルギー価格の大幅下落から一段の恩恵がもたらされる公算が大きい」
☆彡:後半のシナリオにマーケットはいつ耳を傾けるだろうか…(・・?…それが大事なのだ
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NY株式11日(NY時間16:16)
・ダウ平均   16398.57(+52.12 +0.32%)
・S&P500    1923.67(+1.64 +0.09%)
・ナスダック   4637.99(-5.64 -0.12%)
・CME日経平均先物 17415(大証終比:-275 -1.58%)
▽反発(終盤に買戻し強まる…企業決算10~12月控え取敢えず…)*1
<フィラデルフィア・トラスト:リチャード・シーシェル最高投資責任者(CIO)>:*B
・「中国に関しては…影響波及のシナリオがすでに展開し終わっている」
・「中国としても経済情勢に対応する一定の姿勢を示している」
・「よって、それほど深刻な問題ではなくなる可能性がある」
・「注目が中国から離れて決算シーズンに移れば、市場のトーンは改善する可能性がある」

★依然重い上値
∵(1)上海株式市場下落…根強い中国市場への懸念
∵(2)原油…一時30ドル台まで下落…下値模索が続く
*1:米国企業決算にも陰り…
(日経電子版)
■米主要企業■
>11日から…2015年10~12月期決算の発表開始
★市場予想
●純利益:前年同期比▲4%程度…最終減益の公算大(15年7~9月期に続き2四半期連続の減益)
∵原油価格低迷など…幅広い資源価格の低迷が逆風→エネルギー・素材関連企業収益落込み継続
<ストラテジック・エナジー・アンド・エコノミック・リサーチ:マイケル・リンチ社長>
・「中国が底打ちする兆候を探しているが…まだ見えてこない」
・「ドル高がブレント原油をバレル当たり20ドルまで押し下げるとの見方には疑問がある」
・「しかし現実にその可能性があるのは確かだ」
☆彡:企業決算はリーマンショックの時と同じような展開だが…
☆彡:経済自体はそうではない…という<要人発言>
↓ ↓
<アトランタ連銀:ロックハート総裁>:11日…アトランタ講演
・「年内の金融政策は引き締め継続が望ましい」
・「世界的な株安が米国経済に影響を及ぼす可能性は低い」
・「ボラティリティがかなり高い時は金融経済よりも米国の実体経済を見る方が役に立つ」
・「そして何か根本的におかしい点はないかを問うてみることだ」
・「広範な経済が海外からのショックに対して脆弱になるような深刻な不均衡が存在するだろうか」
・「現在の状況においてそのようなつながりは見られない」
・「引き続き米国経済は2-2.5%以上の成長率を見込んでいる」
・「それが失業率を押し下げるだけでなく…インフレ率を金融政策当局が目指す2%へと押し上げる」

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