加藤肇の「前向き!!投信ゼミナール!!」

・「よくわからないまま」投信を利用してる方!!

・銀行での投信窓販解禁以来、16年!!
・お客様向けセミナー講師回数3500回超!!
・指導した販売担当者は10000人以上!!
・お客様目線から「やさしく」「大事なとこだけ」
 解説します!!

【昨日のマーケットから:160113】溜息…

□■前向き!!投信ゼミナール!!■□:第136号
>日経平均は「やり過ぎ」の一昨日の分を取り敢えずカバーした…
【日本株概況:全面高で日経平均は7日ぶり反発】
>2016/01/13 (水) 15:40
・日経平均         17715.63(+496.67 +2.88%)  ・TOPIX          1442.09(+40.14 +2.86%)
・東証マザーズ    852.71(+30.60 +3.72%)    ・ジャスダック    111.85(+2.29 +2.09%)
・東証REIT指数     1675.54(+30.38 +1.85%)
▽反発…前日比+496.67円高(大幅高)
●年始から最悪のスタート
○波乱要因の中国市場動向に落ち着き…昨日の欧米株は上昇→本日の東京市場…買い優勢
※東証1部(業種別指数)33業種すべてが上昇…全面高→日経平均は右肩上がりで上昇
(売買代金):2兆4961億円
<三井住友トラスト・アセットマネジメント:三沢淳一執行役員>:*B
・「原油価格の底が定まらないなど外部環境に不透明感が強まっているリスクオフの中では…
 昨日→本日のような足元の株価変動もあり得る」
・「ただ、市場を覆う不透明感の大半が中国株安に伴う中国経済への不安だとすれば…
 実体経済に与える影響が限定的だったことが確認された昨年9月以降の相場が参考になる」
・「魅力ある銘柄にとってはバーゲンハンティングの好機」
☆彡:「好機」というにはまだ早いだろう(・・?
☆彡:中国がどんな対策を打てば実体経済に与える影響云々を市場は認めるのか(・・?
☆彡:株価対策での金融政策でもない、「本気」の財政政策出動だろう…
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※ご注意ください!! 
・本ブログの情報は…
 信頼できると判断した資料や私の経験をもとに提供させていただいておりますが、
 今後の投資成果を保証するものではありません。
・「投資」にあたっては「自己判断」「自己責任」で行っていただくようお願い致します。 
・*Bはブルンバーグから*nは日経電子版からの引用コメントです
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>今朝も日経電子版から…
【日経平均反発…買い戻しシグナルに反応した<短期投資家>】
・証券部 南雲ジェーダ:2016/1/13 15:42[有料会員限定]
※原文をもとに加藤がまとめています。


>13日
「さすがに今日は一呼吸置くだろう」…市場関係者のそんな予想が的中した相場
*日経平均株価*
▽7日ぶりに反発…2016年に入ってから初めて上昇しての引け
∵(1)日経平均…年初からの6日間で1800円超も下落…短期的な買戻しのシグナルのそろい踏み*1
∵(2)欧米株式相場での値上がり
∵(3)外国為替市場での円高・ドル安の一服
∵(4)中国・人民元安への懸念が和らぐ…アジア株が総じて堅調な値動き
◆相場の反発の主導者…もっぱら短期的な運用を目的とする海外投資家
⇒年初からの下落分を取り戻し本格的な上昇基調に入る力強さにはまだ遠い…
☆彡:おっ…珍しく慎重意見
※短期筋を「その気」にさせた要因は(・・?
*1:そろい踏みした「買戻し」シグナル
(騰落レシオ)
・値上がり銘柄数を値下がり銘柄数で割って算出:東証1部・25日移動平均)
・一般的に70%以下になると「売られすぎ」とされる
>12日:57.86%…約6年2カ月ぶりの低水準
(空売り比率)
・上場銘柄の売買代金に占める空売り比率
>12日:40%台前後…高水準で推移続く
(日経平均水準)
>12日:2015年9月29日に付けた安値(1万6901円)にまで接近
<野村証券:谷晶子チーフ・テクニカル・アナリスト>
・「こうした条件が底入れのシグナルとして点滅」
・「昨年の安値を割り込まなかったことが投資家へ買いのゴーサインを出した」
*2:前日の米株と原油先物相場の動き
<みずほ証券:三浦豊シニアテクニカルアナリスト>
・「ダウ平均と原油はどちらも14時~14時20分(現地時間)の間に安値を付け、そこから切り返した」
・「終値では米株が続伸&原油先物も30ドル台を保った…外部要因への不安が一時的ながら後退」
・「投資家がいったん買い戻しに動くきっかけができた」
※買戻しを主導した海外短期筋
<大和証券:池端幸雄グローバル・エクイティ・トレーディング部担当部長>
・「割高な先物を売り…割安な現物株買いに動いた」
・「実際に買われたのは電気機器などの景気敏感株」
・「年初から12日までの下落率が日経平均の下落率を上回る1割を超えていた銘柄が5~6%高」
 (富士重工業・TDK・いすゞ自動車など)(トヨタ自動車・メガバンク株も3%上昇)
※極めて冷静(単に固まってるだけだと思うが…)な国内長期投資家
(国内運用会社:匿名希望)
・「年初からの急落でも運用ポートフォリオの再点検はしていない」
・「中長期的な見通しは変えていない」
☆彡:出た!!定番言い訳!!
<東海東京アセットマネジメント:石川悠樹運用部長>
・「中国消費関連など魅力的な銘柄は物色すればあるが…人民元の方向性などがハッキリしない間は
積極的な売買は難しい」
☆彡:こっちに目が向いてるのは「盆が見えている」証拠だ…
<SBI証券:藤本誠之シニアマーケットアナリスト>
・「個人投資家も『追い証から投げ売りを出す』個人や利益確定売りが優勢だとの声がある」
・「13日は外部要因によるリスクオフの動きはやや弱まったように見えたが…
 ・相場の持続的な上昇に必要な長期資金が入るほど世界的な景気動向は安定的に先行きを
  見通せる段階ではないようだ」
<損保ジャパン日本興亜アセットマネジメント:中尾剛也シニア・インベストメントマネージャー>
・「本格的な上昇基調に入るには…17年3月期の国内企業業績の見方が一段と切り上がるのが条件」
・「16年3月期に比べた増益のペースが堅調さを維持することを投資家は期待している」
●年初からの急落も13日の大幅反発
◆主役=海外のマクロ系ヘッジファンドなど…短期筋の投資家
◆長期投資家の積極的な参加はまだ先になりそう(一旦恐怖に固まるとなかなか動けないよねぇ…)
∴連続下落から一息ついたとはいえ…今後も短期目線の投資家に振り回される展開が続きそうだ。
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>その典型をNYが見せてくれた…(見たくはなかったが…)
【NY株式概況:大幅反落…上げ維持できず見切り売り加速(消費関連株が下げ先導)】
>NY株式13日(NY時間16:25)
・ダウ平均             16151.41(-364.81 -2.21%) ・S&P500    1890.28(-48.40 -2.50%)
・ナスダック         4526.07(-159.85 -3.41%)
・CME日経平均先物 17235(大証終比:-465 -2.67%)
▼大幅反落
∵(1)中国経済への不信感は根強い…現在はあくまで小康状態といった程度の状況
∵(2)米週間石油在庫統計*2…原油に売り強まる→見切り売り加速
◆年初からの大きく下げで…年明け以降少なくとも1兆6000億ドルが吹き飛んだ
<ジョーンズトレーディング・インスティテューショナル・サービシズ:グローバル市場ストラテジスト;、ユーセフ・アッバシ>:*B
・「エネルギー関連が大きく売られて市場は上げを主導する分野を失った」
・「既にリスクオフの地合いになっている中、これで状況は悪化した」
・「きょうは非常に幅広い分野で弱さが見られる」
☆彡:弱気相場の典型だ。ちょっとしたことですぐに「心が折れてしまう」
☆彡:NYが売られたほうが、反発は早いかもしれない
 …中国・石油はますます重要だ…ささいなことでの反発がある
*2:EIA週間石油在庫統計(バレル)14日0:30
原油在庫 +23.4万
ガソリン +844万
精製品  +614万
製油所稼働率 91.2(-1.3)(%)
(クッシング地区)
原油在庫 +9.7万
*米地区連銀報告(ベージュブック)
◎米経済活動は9地区で拡大
○7地区は緩慢・2地区は緩やか
○雇用は拡大が継続
●賃金圧力は抑制
●全体の物価圧力も限定的
●個人消費の伸びも小幅から緩やかに
●ドル高が製造業を圧迫
☆彡:ドル円は120円台への戻りより去年8月安値116円半ばがターゲットになるだろう
☆彡:黒田バーズカの使いどころが難しい…絶対に「無駄打ち」は避けなければならない…
>13日
▽南アフリカ・ランドとブラジル・レアル…対ドルで約1%上昇
∵(1)中国の輸出が持ち直し…貿易黒字が拡大
∵(2)中国の原油輸入…昨年過去最高を更新
<ケンブリッジ・グローバル・ペイメンツ:為替調査・戦略担当ディレクター;カール・シャモッタ>::B
・「中国の貿易統計を受けての安心買いであることは確実だ」
・「中国をめぐる懸念が一部緩和され…商品需要の見通しが安定した」
☆彡:こんな小さな積重ねと繰返しが「ある日突然…」

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