【思考回路:210】20171222
◎米国はクリスマス休暇控えて動意薄。
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>その中でもNYダウは高値を更新
>やはり、トランプ大統領の初めての公約実現<税制改革>議会通過は
あらためて好感されたのだろう。
>外交面では、四面楚歌状態になりつつあるトランプ大統領だが中間選挙
そして自分の再選に向けての国内支持率の確保に必死のようだ。
>普通に考えると、そんな動きに真っ先に反旗を翻すのが米国マーケットだった
はずだが。「マサトラ」以来のトランプ相場はトランポリン相場であり、その動きは
ないようだ。
>年末に向けて買い方は最後の「締上げ」に入っているのかもしれない。
>それでも、なお、先日の「エルサレム」事件のように「ガツン」があっても不思議ではない。
>為替が一気に115円台に伸びきれないのも要注意だ。一歩先をいく為替は「マサトラ」
以後も株式市場に先行している。
>FRBが利上げをし、来年も緩やかな金利上昇が見込まれる米国に対し、日銀は
愚将黒田総裁のもと「現状維持」を続ける…それでも尚、為替は115円を抜けてこない。
>為替市場は、既に利上げによる米国景気後退を読んでいるのかも知れない。
>それは米国長期金利が上昇してこないことにもつながる。
>労働市場の改善・景気の改善が明らかな中、一向に上昇基調に乗らないインフレ率は
なんなのか?
>為替も長期金利もこの謎が解けるまでは方向を決め切らないのだろう。
>日本株はどうか?
>すでに「割安感」を消えている。
>米国が上がるから上がるが、下げれば大きく下げるだろう。
>姑息な増税による財源確保よりも、むしろ財政拡大による景気拡大を図るべきだろう。
>日銀が国債の半分以上を実質保有したことにより日本の借金問題も実質解消している。
>財務省のPB改善の呪縛から与党が抜け出さない限り日本の個人消費は減少するだろう。
>今回の政策決定委員会での片岡委員の意見に耳を傾けるべきだ。
>中国が気になる。
>アジア覇権を目論む習近平は軍事的には着々と想いを実行に移しているが経済的な
目論見は大きく頓挫している。
>日本も乗るべきだと申し上げてきた「一体一路」は中国の不誠実さから相手国の不興を買い
契約のキャンセルが相次いでいる。
>金は中国、運営は日本…この構造が一番美しいはずなのだが…
>但し、最近の日本企業の不祥事をみると果たしてそうかという気持ちも湧いてくる。
>中国・日本というアジアの経済大国が「信頼」を無くしていてはアジアの成長が止まって
しまう。
>北朝鮮はどうか。
>ここのところ静かだ。
>「平昌冬季五輪」を狙っているという噂がでてきた。
>つまり五輪は中止になるということだ。
>プーチンが妙にあさっりと五輪出場停止を飲んだのがその証というが、さてどうか。
>いずれにしても依然として「不確定な」リスク要因ではある。
>以上、思いつくままに
>加藤