加藤肇の「前向き!!投信ゼミナール!!」

・「よくわからないまま」投信を利用してる方!!

・銀行での投信窓販解禁以来、16年!!
・お客様向けセミナー講師回数3500回超!!
・指導した販売担当者は10000人以上!!
・お客様目線から「やさしく」「大事なとこだけ」
 解説します!!

【昨日のマーケットから:160216】静観

□■前向き!!投信ゼミナール!!■□第157号

>とにもかくにも滅茶苦茶な相場付きになっている
・ファンドマネージャー時代、こんな時は「画面」を閉じて「事務」と「資料整理」で過ごした…
・見るに値しない、参加するに値しない相場もまた年に度々おとずれる…

※こんな時だからこそ…確認しておこう…振り落とされないために…しっかりつかまっているために…

<偉大な先達「山崎和邦」氏(元野村證券営業本部長)の見通し…>
<当面の注意事項>:あの900円超上げたのを見て…
(1)これからの上昇は「中間反騰」だから戻りのメドを見切って…出来るだけ沢山売っておくことだ。
(2)そのあとにバーゲンセールが来る。
(3)その時は何を買っても儲かる。⇔怖い自己を乗り越える自律が必要…それが儲ける資格!!
※買下がり戦略は第152号ご参照

<加藤補足>
>日経平均で17000円までの戻りは「想定の範囲内」である
☆:25日移動平均線との▲12%乖離超(1月21日と同様)で反発すると予測
※2月12日で▲13.5%→反発した(騰落レシオも58.670%%<70%と割安ゾーン入りしていた)
※2月16日で乖離は▲4.8%・騰落レシオは69.3%と改善へ

>世界全体の「金融政策」協調に加え「財政政策」での協調がない限り上昇には限界
●今回のような「意味不明」の上昇には必ずそれ以上の「咎め」が…
>一旦の戻りの後…「作られた」金融不安などを起因に再び下落へ…
※覚悟すべき目処(山崎氏):1万4809円!!(始動点から大天井までの半値押し) 
…このころ世間はみんな弱気になる…だからこそ安値で買えるのだ…と山崎氏は言う
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<加藤の予測>
【当面見通し&方針:1511末時点】 (追加(6)・…訂正(4)&(3)…2回目)
(1)年初急落…持ち直しは年央以降…年末急進
(2)日経平均は14000円(ちょい割れあり)から22000円
(3)ドル円は110円(ちょい割れあり)から125円(リスクは円高に
  訂正前:ドル円は113円(ちょい割れあり)から125円 (年央までなら120円)
  ※2月10日の時点で円高目処を110.60円→109.20円→107.56円 と算出
  ※今回は第一目処前で反発したがマーケットは第二目処を意識する可能性もでてきた。
  ★為替は苦手だぁ!!
(4)反発のきっかけは「インフラ公共投資」の推進を相場が認めること (金融政策ではない!!)
  訂正前:「中国」の「本格的財政」出動を相場が認めること
(5)新興国関係は「腹を決めて」金利を取るに徹する(投信で言えば基準価額が20%下がったら
買い下がる)
(6)買い下がったもので利益が出たものは10%毎に利食い
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※ご注意ください!! 
・本ブログの情報は…
 信頼できると判断した資料や私の経験をもとに提供させていただいておりますが、
 今後の投資成果を保証するものではありません。
・「投資」にあたっては「自己判断」「自己責任」で行っていただくようお願い致します。 
・*Bはブルンバーグから*nは日経電子版から*Rはロイターからの引用コメントです
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>国内株式市場では…

<みずほ投信投資顧問:清水毅チーフストラテジスト>:*B
・「マイナス金利による金融機関の収益悪化・欧州の金融システム不安などで過度な悲観がまん延していたが、そこまでではないと分かり、先週まで過度に売った修正が入っている」
・「春節明けで相当下がると思われていた中国株もそれほどではなく、落ち着きを取り戻している」

☆彡: 「それほどでもない」…意味不明の言葉だ…

>国内外為市場では…

<三菱UFJ信託銀行ファンド営業課課長:酒井聡彦>:*B
・「中国の旧正月中にマーケットがいったんかなり下攻めをしていた」
・「月内に中国で開かれる主要20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議や3月には日欧の金融政策決定会合を控えて政策当局者の対応がかなり注目されてくる」
・「当局の対応としては…アセットマーケットの底割れはこのタイミングでは防ぎたいというのが主な趣旨だと思う。」
・「政策によっては…ドル円は急V字回復するということも十分ある」
・「ドル・円は115円の攻防というのが一つのポイントになってくる」

☆彡:115円=黒田ゾーンの円上値であり、世界のトヨタの想定為替レートの円上限でもある…
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【NY株式市場概略:落ち着きを好感した流れに】…銀行株の買戻続く

NY株式16日(NY時間16:15)
・ダウ平均   16196.41(+222.57 +1.39%) ・S&P500    1895.58(+30.80 +1.65%)
・ナスダック   4435.96(+98.45 +2.27%)
・CME日経平均先物 15960(大証終比:-80 -0.50%)

▽続伸。
〇このところの市場の落ち着きを好感した流れ継続(銀行株が上げ先導)
●欧州株やアジア株には軟調な動きも
⇔前日のNY市場休場…その間の他株式市場の上げに追随。

*石油株*
●プラス圏は維持も上値は重い。
(サウジ&ロシア)
☆原油生産を1月の水準で維持することで合意

★市場は「協調減産」を期待…失望感も
※他国の同調も条件に…イランやイラクの動向不透明

<オークブルック・インベストメンツ:共同最高投資責任者;ピーター・ジャンコブスキス>:*B
・「前日の海外市場での上昇に米市場が追いつこうとしている」
・「石油はなお重要だが、現在は金融株への注目度の方が大きいと思う。」
・「市場の焦点は世界中に広がるマイナス金利の影響と、それが銀行利益に与え得る打撃に変わった」

☆彡:要注意人物黒田日銀総裁は「とんでもない」をやったのかも知れない…

【NY外為市場概況】

*日本円*
▼3営業日ぶりに反発
∵サウジアラビアとロシアが原油生産量の維持で合意⇔市場の減産期待には沿わず。
…サウジとロシアの合意による原油価格押し上げ効果が疑問視…原油相場は上げを消す
▼主要16通貨に対し全面高
▼米ドルに対し…ここ2週間に約7%上昇

<サクソバンク:通貨戦略責任者;ジョン・ハーディー>:*B
・「円はリスク選好度を測る通貨だ。」
・「リスクセンチメントは若干悪化している」
・「ロシアと石油輸出国機構(OPEC)との協議で減産合意がなかったことを受けて原油が大きく売られた後、リスクセンチメントの悪化も明らかに加速した」

☆彡:迷ったら…為替市場へ戻れ…と言った先達もいた

【経済指標】
*NY連銀製造業景況指数(2月)22:30
結果 -16.64<予想 -10.50・前回 -19.37
*NAHB住宅市場指数(2月) 0:00
結果 58<予想 60・前回 61(60から修正)

 【要人発言】
*ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁
・「インフレ確認後、追加利上げが賢明。」
・「ただ、下期まではインフレ加速はなさそう。」
・「ファンダメンタルズは良好。市場の動揺&ドル高&中国経済がリスク。」

 *カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁
・「FRBは緩やかな利上げを想定。」
・「3月のFOMCでは世界経済と金融市場の動向が重要な材料となる。」
・「マイナス金利に関しては金融政策の潜在的なツールとして分析を続けている。」

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