加藤肇の「前向き!!投信ゼミナール!!」

・「よくわからないまま」投信を利用してる方!!

・銀行での投信窓販解禁以来、16年!!
・お客様向けセミナー講師回数3500回超!!
・指導した販売担当者は10000人以上!!
・お客様目線から「やさしく」「大事なとこだけ」
 解説します!!

【160411のマーケットから】さざ波

□■前向き!!投信ゼミナール!!■□第189号

**日記**
>4月9日
・夕方から、講師のお話をいただいた東村山のカルチャーセンターへ
・若い取締役と中味の濃いお話しをさせていただいた。
>4月10日
・休養…DVDとグリーンチャンネルを楽しむ
>4月11日
・家内の誕生日…ささやかなプレゼントを
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※ご注意ください!! 
・本ブログの情報は…
・信頼できると判断した資料や私の経験をもとに提供させていただいておりますが、
・今後の投資成果を保証するものではありません。
・「投資」にあたっては「自己判断」「自己責任」で行っていただくようお願い致します。 
・*Bはブルンバーグから*nは日経電子版から*Rはロイターからの引用コメントです
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**日経電子版から**

【海外経済回復は米利上げの必須条件か】:経済部 湯田昌之:2016/4/11 15:20

※原文を基に加藤が要約

>先週のFOMC議事録以後…
(市場の見方)
■米国利上げの必須条件■
(1)完全雇用(2)物価の安定(3)世界経済の回復

・(1)完全雇用&(2)物価の安定=「デュアル・マンデート」
…FRBが政策運営する際の目標として常に意識
・<イエレン議長>:3月末…「利上げについて「海外経済のリスクなどを考慮して慎重に進める」

<三菱東京UFJ銀行の内田稔チーフアナリスト>
「(3)世界経済の回復加わり…『トリプル・マンデート』になっていることが浮き彫りになった。」

↓ ↓ ↓
●外国為替市場…1年5カ月ぶりの円高が進んだ要因に

●利上げンに対する慎重姿勢…FRBの主流に
<ニューヨーク連銀:ダドリー総裁>:米連邦公開市場委員会(FOMC)で常に投票権を持つ
>8日:
・「金融政策の正常化は慎重かつ緩やかに進めるのが適切だ。」
・「エネルギー・資源価格安の物価下押し力は予測より強い。」
・「金融市場逼迫の影響も懸念される。」
・「世界経済の成長と米経済への影響には…著しい不確実さがある。」
 ↓ ↓ ↓
>11日
・東京市場…円相場:一時、1ドル=107円台半ばまで上昇する一つの背景に

■本当にFRBの利上げ条件は変化したのか?■

>通常ならば…中央銀行は自国経済のために政策を運営する!!
∴<FRB>:(世界経済への影響が大きいとはいえ…)
…新興国経済からの資金流出につながることを警戒して利上げを先送りするようなことはしない…

<英バークレイズ:グローバル為替ヘッド;マーティン・バース>
・「実はFRBのマンデートは大きく変わっていない。」
・「米国では現在…完全雇用と物価の安定が達成されているものの…そのバランスは非常に脆弱だ。」
・「海外経済の回復基調が崩れれば…米国の雇用と物価もすぐに弱含んでしまう状況にある。」
・「だからこそ…海外経済を注視する必要がある。」

・「逆に言えば…米経済の回復が力強く…完全雇用と物価の安定が海外経済からの逆風をものともしないほどしっかりしているのであれば…FRBはちゅうちょなく利上げに動くだろう。」

◎米国はあくまでも米国の理由で動く◎
・海外経済への言及は増えているものの…FRBの判断材料は実はぶれていない可能性があることは留意しておいてもいいだろう。

>>:つまり…FRBが早々に「利上げ」するなら、それは「米国経済は大丈夫だ」という証とも言える
>>:但し…遅れれば遅れるほど「米国経済に自信がない」との証となる
>>:米国主要企業業績が3四半期連続の▲となる中…FRBの判断やいかに!?
>>:そして、「利上げ」するために必要な要件を満たすべくG20は「協調」できるかにも注目…


**昨日の各市場概況**
【国内株】:3営業日ぶり反落
>東京時間15:33現在
・日経平均  15751.13(-70.39 -0.44%)
・TOPIX    1279.79(-7.90 -0.61%)
・東証マザーズ    1075.20(+32.95 +3.16%)…2007年3月以来9年ぶり高値水準
・ジャスダック    107.04(+0.90 +0.85%)
・東証REIT指数    1898.93(-6.46 -0.34%)

▼先週末の海外市場…ドル円は一時109円台→再び108円割れ
▼週明けの東京市場…午前:107.63レベルと先週の安値を下回る動き
●円高圧力…日本株の重し
>前場…下げ幅を200円超(15525.49円)まで下押し
>その後…
▽香港・上海株の堅調な動き
▽ドル円…下げが一服
…下げ幅を縮小⇔プラス圏には浮上できず

※東証1部:(騰落銘柄数)↑698↓1116→136・(業種別)↑7/33業種・(売買代金)1兆8604億円・(出来高)18億2657万株

<新光投信:宮部大介ストラテジスト>:*B
・「日本銀行の短観では企業が実勢よりかなり円安を想定していた。」
・「いずれ業績見通しの下方修正は必至との見方から業績を手掛かりに割安とは言えなくなっている。」
>>:至極当たり前のことがやっと声にでてきた…
>>:だが…
・「日銀が一昨年に追加緩和する前の日経平均1万6000円水準はアベノミクスでは維持したいという意向が働きやすく、これを下回ると長期投資家も打診買いを行いやすい」…となってしまう…

<立花証券:鎌田重俊企業調査部長>:*B
・「円高による企業業績懸念で買いが少ない中で海外投資家の売りが先行してしまうと…信託銀行や個人が押し目買いをしても株価は厳しい。」
・「海外投資家は日本株に対する見方を変えている可能性が高い。」
・「また…海外勢は消費税増税が既定路線と判断しているところが多く…景気がさらにひどくなっても仕方がないとみている。」
・「日銀がもう一度緩和に追い込まれるストーリーの中では…マイナス金利を広げるカードもある。」
・「利益の源泉が削がれるインパクトがさらに大きくなるという懸念がある。」

<岡三証券投資戦略部:小川佳紀シニアストラテジスト>:*B
・「円高というより、利上げ観測の後退によるドル安の流れが止まらないと厳しい。」
・「投機筋の円買いポジションが積み上がっており…需給要因も強い。」

【米国株】:反落
>NY株式11日(NY時間16:29)
・ダウ平均   17556.41(-20.55 -0.12%)
・S&P500    2041.99(-5.61 -0.27%)
・ナスダック   4833.40(-17.29 -0.36%)
・CME日経平均先物 15745(大証終比:+5 +0.03%)

>序盤…上昇
▽WTI(原油先物)…40ドル台回復
>以後…
▼本日引け後から…アルコアを皮切りに決算発表開始
▼好結果は期待薄(・・?…市場予想=S&P500株価指数の採用銘柄全体…利益▲7.6%
▼銀行株も決算発表…警戒感根強い

∴ダウ平均も次第に伸悩み→引けにかけてマイナスに

<オッペンハイマー:ジョン・ストルツファス>:*B
・「疑いや不安が高まっている。大抵は決算シーズンをめぐるものだ。」
・「結局のところ市場は不安を乗り越えて、株価の上げを取り戻すしかない。」

【NY外為】 :方向感出ず

◆手掛かり材料に乏しく方向感のない展開

*円相場*
◇円高の動き一服
*ドル円*
…108円を挟んでの一進一退の値動き
>先週:心理的節目である110円をブレイク…市場も下値警戒感を強める。
>東京時間…107.60円近辺(先週安値)に一時下落

◎原油価格…一時40ドル台後半まで上昇
◎株価…意外にしっかり
◎円高に少し過熱感も
∴一旦…110円手前辺りまで下げ渋ってもおかしくはなさそう

▼上値での戻り売りも活発に…
…サポートらしいサポートも見当たらず→107円台前半がひとまず下値メドか?

*ユーロドル*
▽買い優勢…一時1ユーロ=1.14ドル台半ばまで上昇(直近高値:1.1450近辺水準をうかがう展開も)

<ドイツ銀行のストラテジスト:セバスチャン・ゲーリー>:*B
・「市場では総じてドルの弱さに基づいたトレードが活発になっているが…リスク資産の戻りもある程度影響している。」
・「ドルを取り巻く通貨市場は値固めの局面に入ろうとしている。」
・「良好なデータが出たとしても…米当局がポリシーを大きく変更するとの見方にはならないだろう。」

<ウェルズ・ファーゴ:ストラテジスト;エリック・ビロリア>:*B
・「当面の間…ドルの短期見通しについては総じてニュートラルな見方を維持する。」
・「現在の値固め的な値動きは今週継続する可能性が高いだろう。」
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■エリオットの波■は日経平均では…「下げの鼓動」最後の調整波にあり、その中での(下げ)→(上げ)→(下げ)か(・・? …ここから少し戻して再び長い下げに入るだろう
■エリオットの波■:加藤のチャート利用法
※mixiコミュ:「SCMTBはじめくん」に掲載!!
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※こんな時だからこそ…確認しておこう…振り落とされないために…しっかりつかまっているために…

<偉大な先達「山崎和邦」氏(元野村證券営業本部長)の見通し…>
<当面の注意事項>
(1)これからの上昇は「中間反騰」だから戻りのメドを見切って…出来るだけ沢山売っておくことだ。
(2)そのあとにバーゲンセールが来る。
(3)その時は何を買っても儲かる。⇔怖い自己を乗り越える自律が必要…それが儲ける資格!!
※買下がり戦略は第152号ご参照

<加藤補足>
>日経平均で17000円までの戻りは「想定の範囲内」である…突破「18000円」が想定内にも反落
☆:25日移動平均線との▲12%乖離超(1月21日と同様)で反発すると予測
※2月12日で▲13.5%→反発した(騰落レシオも58.67%<70%と割安ゾーン入りしていた)
※4月11日で乖離は▲5.6%・騰落レシオは87.4%(乖離率:割安・騰落レシオ<120%…正常)
◎乖離率からは「短期的な」反発が見込まれる

>世界全体の「金融政策」協調に加え「財政政策」での協調がない限り上昇には限界
●今回のような「意味不明」の上昇には必ずそれ以上の「咎め」が…
>一旦の戻りの後…「作られた」金融不安などを起因に再び下落へ…
※覚悟すべき目処(山崎氏):1万4809円!!(始動点から大天井までの半値押し)
…このころ世間はみんな弱気になる…だからこそ安値で買えるのだ…と山崎氏は言う
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<加藤の予測>
【当面見通し&方針:1511末時点】 (追加(6)・…訂正(4)&(3)…3回目)
(1)年初急落…持ち直しは年央以降…年末急伸
(2)日経平均は14000円(ちょい割れあり)から22000円
(3)ドル円は106円(ちょい割れあり)から125円(リスクは円高に)…160408
  訂正前:ドル円は110円(ちょい割れあり)から125円(リスクは円高に)
  訂正前:ドル円は113円(ちょい割れあり)から125円 (年央までなら120円)
  ★03月01日の時点で円高目処を112.30円→111.50円→110.90円 と算出…突破!!
  ※04月08日の時点で円高目処を108.00円→106.50円→105.20円と算出
  ※現在の水準107.90円(04月12日)で上値抵抗108.40円は下値抵抗は107.50円
  ★為替は苦手だぁ!!
(4)反発のきっかけは「インフラ公共投資」の推進を相場が認めること (金融政策ではない!!)
  訂正前:「中国」の「本格的財政」出動を相場が認めること
(5)新興国関係は「腹を決めて」金利を取るに徹する(投信で言えば基準価額が20%下がったら
買い下がる)
(6)買い下がったもので利益が出たものは10%毎に利食い
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**お知らせ**
■4月のセミナー■:「前向き!!投信ゼミナール!!」
>4月23日(土) 11:15-12:45(時間が15分後ろにずれました)
・会場:SOBIZGATES 2FA会議室(東京都新宿区新宿5-11-2 SOBLD)…前回と同じです
・都営新宿線「新宿三丁目」駅&都営副都心線「新宿三丁目」駅より徒歩1分
・JR山手線「新宿」駅より徒歩5分
・定員:36名(参加費:1000円) …定員オーバー満席御礼!!
※なんと…九州からもご参加申し込みあり!!
>4月24日(日) 13:30‐15:00 
・会場:小田原(おだわら市民交流センターUMECO…前回と同じです
・小田原FP事務所さんのご協力をいただいています
・小田原駅から徒歩1分)
・定員:20名(参加費:1000円…リピーター・ペア割引あり)


※お問い合わせは…mstb2021139@goo.jpまで

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