【思考回路:25】170215
【注目】
<イエレン議長FRB議長>:議会証言
※これまでの金融政策について
・大規模なバランスシート維持は緩和を助ける。
…資産購入は異例の介入であったと考えたい。
※今後の金融政策について
☆引き締めを待ち過ぎるのは賢明ではないと再表明。
…経済が軌道維持すればさらなる調整必要も。
…見通しの展開に合わせ金利の軌道を調整へ。
・FOMCはバランスシート戦略を今後数カ月で協議へ。
…長期的目標はバランスシートの縮小。
・FOMC、政策手段を金利変更に頼りたい。
※景気について
・最近の住宅ローン金利上昇は住宅をいくらか抑制。
※インフレについて
・賃金がインフレに直接影響するかは不明。
・食品とエネルギー価格は変動が激しい。
※トランプ政権との絡みについて
・トランプ政権の下、大きな経済政策の変更がある可能性。
・FRBはその内容が明らかになるを待つ。
>>:言明を避けつつ可能性を示唆…典型的FRBコメントだ
>>:イエレンは任期満了までに「出口戦略」に目処をつける決意を固めつつある
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●国内株式市場●:201702014【3日ぶり反落】
*TOPIX*:終値=1539.12(前日比▲15.08 ▲1.0%) …一時年初来高値(1559.32)
*日経平均株価*:終値=1万9238円98銭(前日比▲220円17銭 ▲1.1%)
▼トランプ米大統領の側近辞任
▼東芝が本日予定されていた決算発表を延期
>>:投資家心理悪化
<三菱UFJ国際投信:小西一陽チーフファンドマネジャー>:*B
・「日米首脳会談で直接的な厳しい日本批判はなかったが…
…霧が全て晴れた状況ではないと市場はあらためて認識している。」
・「トランプ米大統領の政策実現性が不安視される中…減税などが実行されれば円安方向だが
目先は金融・財政政策の不透明感から円安方向には進みにくい。」
>>:珍しく慎重姿勢が目立ったバレンタインデーだった…
https://kabutan.jp/stock/chart?code=0000
※移動平均線循環分析(日経平均:短期>中期>長期…反落…陰線)
☆「下降トレンド」への「▼移行期▼」から「天井圏」へ逆循環中(経過観察要!!)
◆「トランプ相場はトランポリン相場」の面目躍如といったところか(笑)
◆ローソク足的には「放れ七手の変化底」から「上位の上放れ陰線」へ…下落バイアス存在中
◎NY株式市場概況◎170214
・ダウ平均 20504.41(+92.25 +0.46%)
・S&P500 2337.58(+9.33 +0.40%)
・ナスダック 5782.57(+18.62 +0.32%)
・CME日経平均先物 19500(大証終比:+220 +1.13%)
※ダウ平均※:続伸
>東京時間
▼フリン米大統領補佐官(国家安全保障担当)辞任発表
…トランプ政権発足前にロシア当局者と対ロ制裁について協議
>寄付…売り先行
⇔米株式市場…さほどネガティブな反応示さず(早期の幕引きを歓迎(・・?)
<イエレンFRB議長>:議会証言
・「引き締めを待ち過ぎるのは賢明ではない。」(再表明)…利上げに前向きな姿勢堅持
→米国債利回り上昇…銀行株がポジティブに反応
・「規制の重荷を軽くすることは正当かつ重要。」
https://kabutan.jp/stock/chart?code=0800
※NYダウは依然「天井圏」。5日線・25日線も上向き。まだ売り込み難いだろう。
…「トランポリン相場」が続くだろう。
◎NY外為市場概況◎
■為替が一歩先に行く
*ドル・円*:1ドル=113円31 銭から114円50銭へ上昇。
☆予想を上回った米1月生産者物価指数(PPI)
☆イエレンFRB議長:議会証言・「利上げを過剰に長く待つことは賢明ではない。」
▽経済の改善に伴い一段の利上げの必要があるとの見解示す
▽3月の利上げ除外せず
⇒年内の追加利上げを織り込むドル買いに拍車
★ロックハート米アトランタ連銀総裁・「3月の利上げは説得のある根拠が見当たらない。」
▼3月の利上げ観測いったん後退…ドル円伸悩み
*ユーロ・ドル*:1ユーロ=1.0626ドルから1.0561ドルへ下落。
★欧米金利差の拡大観測
★仏自動車大手グループPSA…独オペル(米GM欧州子会社)買収検討(・・?
*ユーロ・円*:1ユーロ=120円29銭から121円00銭へ上昇。
*ポンド・ドル*:1ポンド=1.2488ドルから1.2446ドルへ下落。
*ドル・スイス*:1ドル=1.0033フランから1.0085フランへ上昇。
【経済指標:米国】
・1月生産者物価指数:前月比+0.6%>予想:+0.3%・12月:修正値+0.2%
・1月生産者物価コア指数:前月比+0.4%>予想:+0.2%・12月:修正値+0.1%
・1月生産者物価指数:前年比+1.6%>予想:+1.5%・12月:+1.6%
・1月生産者物価コア指数:前年比+1.2%>予想:+1.1%・12月:+1.6%
*ドル円*
>現在値=114.25円 本日予想レンジ=113.75円⇔115.20円
今週予想レンジ=110.50円⇔115.20円
https://kabutan.jp/stock/chart?code=0950
☆75日線が予想に反してサポートラインとなり反発
☆25日線を日々線が上回り、5日線も上昇【天井圏】への逆循環必至
◆日米首脳は無難に通過も依然懸念は残り、為替は材料待ちか…
*豪ドル円*
>現在値=87.45円 本日予想レンジ=86.90円⇔88.20円
今週予想レンジ=84.00円⇔88.20円
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【現在の懸念材料】
(1)米国動向
>13日
<米上院>:スティーブン・ムニューチン氏の財務長官就任を賛成53⇔反対47で承認
※米閣僚人事は上院のみの採決。
<ショイブレ独財務相>:ベルリンでの講演
★新たに米財務長官に就任が決まったムニューチン氏に対して…
「金融市場の規制緩和に関して思慮欠く討議は控えるべき。」
(2)中国動向
☆景気テコ入れ策の一環として…中国政府は今年も鉄道網の整備に力を入れる。
▽投資総額…前年実績の約8000億人民元(約13兆2000億円)を超え過去最高更新の可能性大
★主要都市で商業銀行による住宅ローン金利引き上げが相次ぐ
[経済指標]
☆消費者物価指数(1月)*>前年比:結果+2.5%>予想+2.4%・前回+2.1%
☆生産者物価指数(1月)*>前年比:結果+6.9%>予想+6.6%・前回+5.5%
▽企業活動の目安…先月に続き上昇→約5年5カ月ぶりの高水準回復
★新車販売台数(1月)*結果=252万台(前年同月比+0.2%)
▼増加率…前月の9.5%から9.3%鈍化…プラス成長に転じた昨年3月以降で最も低い伸び
(3)石油価格動向…>2月14日:WTI:1バレル(3月)=53.20(+0.27 +0.51%)【反発】
☆OPECの高い減産順守 ☆先行きの供給過剰の解消期待
(4)欧州動向 (含 欧州金融不安…消えては浮かぶタイマー付爆弾)
[経済指標] …★ユーロ売りへ
・景況感
★独ZEW景況感指数(2月)*結果=10.4<予想=15.0・前回=16.6
・GDP(第4四半期)
★ユーロ圏・改定値
>前期比:結果+0.4%<予想+0.5%・前回+0.5%
>前年比:結果+1.7%<予想+1.8%・前回+1.8%
*独・速報値
>前期比:結果+0.4%<予想+0.5%・前回+0.1%(0.2%から修正)
*伊・速報値
>前期比:結果+0.2%<予想+0.3% >前年比:結果+1.1%>予想+1.0%
・鉱工業生産指数
*ユーロ圏(12月)*
>前月比:結果▲1.6%<予想▲1.5%・前回+1.5%
>前年比:結果+2.0%>予想+1.7%・前回+3.2%
・消費者物価指数
*独・確報値(1月)
>前月比:結果▲0.6%=予想・前回 >前年比: 結果+1.9%=予想・前回 1.9%
(5)BREXIT
[経済指標] …★ポンド急落
★消費者物価指数(1月)*
>前月比:結果▲0.5%=予想▲0.5%・前回+0.5%
>前年比:結果+1.8%<予想+1.9%・前回+1.6%
>同コア: 結果+1.6%<予想+1.7%・前回+1.6%
(6)日銀緩和政策
<黒田日銀総裁>:衆院予算委員会
・日銀が実施している長短金利操作付き量的質的緩和について
…国際的な金利上昇を受けて現行の長短金利操作付量的質的緩和を変更することはない
…本政策はあくまで物価2%早期実現のため実施している
>>現状の政策維持の姿勢示す。
<ETF購入>:2月14日
・従来型ETF=0億円(2月購入2回・総額1407億円)
・設備・人材投資企業支援関連ETF=12億円購入 (2月購入6回=計72億円)
・J-REIT=0億円(2月購入0回=0億円)
[経済指標]
*鉱工業生産・確報値(12月)*
>前月比:結果+0.7%>前回 0.5% 前年比:結果+3.2%>前回 3.0%
*設備稼働率(12月)*>前月比:結果+0.6%<前回+3.0%
(7)新興国景気懸念…強いドルによる資金流出
※全体としての…☆サポート材料 ★懸念材料
☆中国経済指標堅調 ★★米トランプ大統領保護主義的通商政策 ☆石油価格安定
>14日
【ブラジル】*小売売上高(12月)*>前年比:結果▲4.9%<予想▲4.6%・前回▲3.5%
(8)IS国テロ…地政学的リスクの「拡散」
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【各国金融政策】
<ラッカー・リッチモンド連銀総裁>
・2017年は2%成長へ。
…財政投入による刺激は金利上昇を意味する。
…2016年の雇用増加は持続不可能な速さ。
☆著しい金利上昇は正当化される。
…3月利上げの論拠は弱くはない。
…3回超の利上げが必要となる可能性。
…ペースを上げる時が来た。
・年内のバランスシート縮小開始を支持。
・ビハインド・ザ・カーブのリスクはある程度ある。
<カプラン・ダラス連銀総裁>
・米個人消費は力強い。
…2017年の経済は非常に強くなるであろう。
…2%をやや上回るペースでの成長を見込む。
…労働市場は完全雇用に接近(労働市場は比較的タイト・最大の脅威は労働人口の増加)
<ロックハート・アトランタ連銀総裁>
☆今年の利上げ予想は2回と3回の間で思案中。
★通商政策は消費に影響する可能性。
☆財政刺激策と税制改正、規制緩和は上向きのリスク。
★3月利上げ説は説得力ある根拠が見当らない。
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※加藤の夢…もう一度「東京フォーラム」でセミナーを!!