「思考回路:つぶやき」20200818
●悪いのはわかっていた。
●問題は、政府がどんな対応をとったか、とるのか?ということだ。
【日本】
●GDP1次速報値(2020年第2四半期)08:50
>前期比
結果:▲7.8%<予想:▲7.5%(前回:▲0.6%)
>前期比年率
結果:▲27.8%<予想:▲26.9%(前回:▲2.2%)
●GDPデフレータ
>前年比
結果 +1.5%<予想 +1.7%(前回 +0.9%)
※新型コロナウイルスの感染拡大に伴い全国で緊急事態宣言が発令
された4~6月期の実質国内総生産(GDP)
▼第二次安倍政権が発足した2012年10~12月以来初めて年率換算額
で500兆円を下回った。
・財政・金融政策を柱としたアベノミクスが成長を促してきた日本経済
を新型コロナが直撃。
<内閣府>
・4~6月期の実質GDP=年率換算:485.2兆円
・東日本大震災発生直後の11年4~6月(485兆円)以来の水準・
・物価変動を反映した名目GDPは506.6兆円
・安倍政権発足後の13年4~6月(501.8兆円)以来の低水準。
<大和証券:岩下真理チーフマーケットエコノミスト>
・「アベノミクスだけの問題ではない。」
・「後世になってこの時を振り返ると感染症で人為的に経済を止める
とこんなことになるんだと歴史に残る数字。」
・「それがたまたま安倍政権だった。」
・「18年10月に認定した景気の山の後もGDPが伸び政府は景気回復
を言い続けていたがコロナはアベノミクスの失速を決定付けた。」
<西村康稔経済再生担当相>:17日の記者会見
・「実質GDPは非常に厳しい数字。」
・「名目GDPは安倍政権発足時よりも上回っておりデフレ脱却に
向けて政府・日銀が連携しながら取り組んできた結果だ。」
・「4月~5月を底にもう一度成長軌道にしっかり戻っていくよう
全力を挙げていきたい。」
<立憲民主党:逢坂誠二政務調査会長>
・「新型コロナウイルス感染が影響しているのは当然のことだが、
アベノミクスが失敗に終わったことを示すものでもある。」
・「政府は国民の命とくらしを守るため危機感を持ってあらゆる政策を
総動員する必要がある。」
<共同通信>
●安倍首相は⒘日の日帰り検診を受け夏季休暇最終日の⒙日は
東京・富ケ谷の私邸で過ごし静養する予定。
>政府与党内
・新型ウイルス対応で連続勤務が続いた首相の健康状態を不安視する
声がくすぶる。
・官邸は⒘日の検診結果を説明していない。
・⒚日には官邸で新型ウイルス感染の状況などを巡り報告を受ける方向。
⇒休んでいる暇はないはずだ。
⇒国会も開かず、記者会見もまともに開かず…総理としての職務を全く
果たしていない。
⇒休むなら…倒れてからだ…と自分の経験からも言いたい!!
【Covid19】
<ジョンズ・ホプキンス大学>
●米国で確認された新型ウイルス感染者数:⒘日午前時点
▼累計540万人 ▼死者数=⒘万52人
▼新規感染者数の7日間平均…1日当たり5万1,523人。
▼直近1週間に感染者が増加した州は⒘州>前週:10州
●世界の感染者は2,170万人 ●死者数は77万5,626人。
【通商問題】
<米商務省>
●ファーウェイによる半導体技術へのアクセス遮断を狙い同社に
対する制限措置を強化。
・今年5月に発表された制限措置を基に世界21ヵ国にある
ファーウェイの関連企業38社を禁輸措置の対象に追加。
⇒ファーウェイが提供する5G通信技術の導入抑制を図る。
<トランプ大統領>:FOXニュースのインタビュー
「米国は国内にファーウェイ製の機器があることを望まない。」
「なぜなら彼らは米国をスパイしているからだ。」
<ロス米商務長官>
◎中国はこれまで大量の米農産物を購入してきている。
・中国と米国は様々なレベルでの話し合いを継続している。
・ティックトックについては忙しく精査中。
・正式な措置は決まっていない。
>NY株式17日(NY時間16:40)
★ダウ平均 27844.91(▲86.11 ▲0.31%)
☆S&P500 3381.99(+9.14 +0.27%)
☆ナスダック 11129.73(+110.43 +1.00%)
☆CME日経平均先物 23145(大証終比:+65 +0.28%)
●まちまち
・S&P500企業のうち457社が決算発表終了。
・悲観的な事前予想が多く81%が市場予想を上回る利益を発表。
・感染第2波が収束見せず。
・追加経済対策で与野党の協議も依然として難航。
・直近の指標は早期回復期待を後退させる内容も。
⇒更なる上値追いに慎重になっている様子もうかがえる。
◎IT・ハイテク株への買いは根強い。
・ナスダックは最高値を更新。
>NY為替概況:17日
■ドル・円…106円34銭から105円94銭まで下落して引け。
☆米8月NAHB住宅市場指数>予想…過去最高に並ぶ。
★米8月NY連銀製造業景気指数…予想以上に大幅に低下
→米国債相場が上昇⇒米債利回りの低下に伴うドル売りが優勢に。
★トランプ政権が中国ファーウェイへの制裁強化発表
→米中対立懸念に伴うリスク回避の円買いも優勢に。
□ユーロ・ドル…1.1849ドルから1.1881ドルまで上昇して引け。
■ユーロ・円…126円10銭から125円68銭まで下落。
□ポンド・ドル…1.3076ドルから1.3113ドルまで上昇。
■ドル・スイス…0.9086フランから0.9051フランまで下落。
[経済指標:米国]
◎8月NAHB住宅市場指数:78>予想:74(7月:72)
●8月NY連銀製造業景気指数:3.7<予想:15(7月:17.2)