「思考回路:つぶやき」20200905
>2020年9月04日の海外動向
●一過性か?奥が深いか?
●米ドル・円・スイスフランへの買い…なにを意味するのか?
●思考を巡らす週末だ。
【米国経済】
<パウエルFRB議長>:米公共ラジオ局でのインタビュー。
・経済には低金利が何年も必要となるだろう。
・雇用の増加は多くの予想より速いペース。
・マスク着用と社会的距離から大きな経済的メリット。
・現在の回復ペースは初夏と同じ。
<クドロー米国家経済会議(NEC)委員長>
・追加経済対策の協議は継続している。
・スマートで的を絞った小規模の対策が好ましい。
・航空業界を支援する用意。
・航空会社とはコミュニケーションを続けている。
【米国大統領選】
<民主党:バイデン候補>
・K字回復が見られている。(人種間格差存在)
・雇用統計は懸念に対する真の原因を示唆。
・パンデミックで経済的不平等が最悪となった。
・トランプ大統領は新型ウイルス感染の対応をしくじった。
【石油関連】
<米リグ稼働数>:米大手石油ガス開発;ベーカー・ヒューズに
・米国内の原油&天然ガス掘削装置(リグ)稼動数
>前週比 +2基増加(総数:256基)…2週連続の増加。
【菅官房長官】
●消費税率引き下げは考えるべきではない。
⇒安倍政権の継承は「腐敗」も継承することを意味するのだろう。
⇒恐らく次回国政選挙では「シラッ」と消費税減税を言って
再び国民を欺く。
【NY株式市場概況】
■ダウ平均…28129.96(▲162.77 ▲0.58%)
■ナスダック…11320.04(▲138.06 ▲1.20%)
□CME日経平均先物…23210(大証終比:+40 +0.17%)
●ダウ平均…続落。
★IT・ハイテク株中心に調整色強まる。(一時▲500ドル超下落)
<米雇用統計>
◎非農業部門雇用者数(NFP)…+137万人>予想
・国勢調査の臨時雇用を含む。
◎失業率…8.4%まで急低下。
⇒労働市場の回復基調持続を裏付ける内容。
⇔
・歴史的に見れば依然として高水準。
・今夏は各州の経済活動再開を受けて雇用は増加したものの
ペースは鈍化。
>市場
・夏休み明けの投資家…経済の先行き考慮。
→IT・ハイテク株の水準を冷静に考え始めたのではとの声も。
・直近の急上昇で調整は致し方ないとの見方も多い。
→今回の下げが早期に落ち着くのか見極めたい雰囲気。
・後半にかけて買い戻しも活発
→ダウ平均は一時プラスに転じる場面も。
・今回の下げは「調整」と見ている投資家も少なくないのかも。
・明日からの3連休を控え売りも一段落。
⇒依然として「ブル」な気持ちは続いているようだ。
【NY為替市場概況】
□ドル・円は106円18銭から106円51銭まで上昇して引けた。
☆米8月雇用統計
・失業率が予想以上に低下。
・非農業部門雇用者数も予想を上回る。
→ドル買いが強まる。
★株安に連れたリスク回避の円買いに押される場面も。
■ユーロ・ドル…1.1781ドルへ下落後1.1855ドルまで上昇。
■ユーロ・円…125円97銭へ上昇後125円30銭まで下落。
□ポンド・ドル…1.3176ドルへ下落後1.3295ドルまで上昇。
□ドル・スイス…0.9103フランから0.9163フランまで上昇。
<スイス国立銀行(SNB)総裁>
・安全通貨としてのスイスフランが依然高く評価されている。
・デフレを回避するために介入やマイナス金利の継続が必要。
⇒介入警戒感などからスイスフラン売りが優勢に。
[経済指標:米国]
◎8月失業率:8.4%<予想:9.8%(7月:10.2%)
◎8月非農業部門雇用者数
発表:+137.1万人>予想:+135.0万人
・7月:+173.4万人↓+176.3万人
◎8月平均時給
>前年比 +4.7%>予想:+4.5%(7月:+4.7%↓+4.8%)