加藤肇の「前向き!!投信ゼミナール!!」

・「よくわからないまま」投信を利用してる方!!

・銀行での投信窓販解禁以来、16年!!
・お客様向けセミナー講師回数3500回超!!
・指導した販売担当者は10000人以上!!
・お客様目線から「やさしく」「大事なとこだけ」
 解説します!!

「思考回路:つぶやき」20201004

●さて…トランプはある意味「懸念通り」の展開か?


>週末:海外動向
【ワシントン時事】10月03日:20時30分:JIJI.com
 <トランプ米大統領>
  ・2日…新型コロナウイルスの症状を訴え入院。
  ・ホワイトハウスは「大事を取った」と主張。
  ・首都ワシントン近郊の軍医療センターに移動。
  ・微熱やせきがあると報じられているが詳しい病状は不明。
   ★主治医声明
    ・米リジェネロン社の抗体薬を投与。
    ・臨床試験でウイルス低減の効果を確認。
    ・食品医薬品局(FDA)未認可。
    <リジェネロン社>
     ・他の治療法がない重篤患者に適用される「例外的使用許可」
     の申し出がトランプ氏側からあった。
    <専門家>
     ・未承認薬の使用は異例。
     ・病状への懸念の大きさを物語る。
  >2日深夜
   ★主治医:再声明
    ・大統領はとても調子は良く酸素補給は必要ない。
    ・FDAの緊急認可を受けた治療薬「レムデシビル」を投与。


 ●トランプ氏周辺で新型コロナ感染が相次ぐ。
  >2日夜
   ・トランプ陣営のステピエン選対本部長の感染が新たに判明。
   <米メディアVOX>
    ・ホワイトハウスの関係者で陽性が確認されたのは12人に上った。
    ・感染者の多く…トランプ氏が連邦最高裁判事候補を発表した9月
    26日のホワイトハウスのイベントに参加。
     ・イベントではマスクを着用しない人の姿が目立つ。
     ・座席も間隔を空けていなかった。
     ・大統領夫妻&コンウェー元大統領顧問や2人の上院議員
      ノートルダム大学長らが陽性と診断。
     →集団感染が起きた可能性。


 ⇒さて…あと1カ月…マーケットはこの事態をどう消化するか?


【Covid19感染】
 <クドロー米国家経済会議(NEC)委員長>
  ・トランプ大統領と昨夜面会…状態が悪いとは感じなかった。
   ・大統領の容体は軽度だと聞いている。
  ・私は陰性だった。
  ・メドウ首席補佐官も問題ない。
  ・景気対策合意は規模1.5兆ドル前後で模索。
 <財務省:クローリー報道官>
 <ムニューシン米財務長官>
  ・ムニューシン長官は新型ウイルス検査で陰性。
  ・ムニューシン長官は毎日検査を受けている。
 >NYタイムズ
  ・パウエルFRB議長は新型ウイルスの陽性判明者との接触はない。
 <バイデン候補>
  ・ウイルス検査実施。
  ・側近によると陰性だった。


【米国景気】
 <カプラン・ダラス連銀総裁>
  ・9月の米雇用統計は自身の見通しに沿った内容。
  ・経済の回復が鈍化しているリスクはある。
  ・財政支援の不足が見通しに下振れリスクを与えている。
  ・FRBの追加支援が必要なら中小企業や個人事業主への
   支援になる可能性。
 <カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁>
  ・米経済の回復には長い道のり。
  ・米雇用統計は失望的だった。
  ・正常に戻るには少なくともあと1年はかかる。
  ・追加の財政支援がなければより多くの企業に悪影響。
  ・財政支援は回復には非常に重要。


【BREXIT】
 <バルニエEU首席交渉官>
  ・英国との交渉に進展はない。
  ・両者には深刻な相違が依然残っている。
  ・来週に克服しなければならない。
 <フロスト英首席交渉官>
  ・漁業権巡るEUとの相違は克服不可能になりつつある恐れ。


【NY株式市場概況】10月02日
 ★ダウ平均:27682.81(▲134.09 ▲0.48%)
 ★S&P500:3348.44(▲32.36 ▲0.96%)
 ★ナスダック:11075.02(▲251.49 ▲2.22%)
 ☆CME日経平均先物 23215(大証終比:+235 +1.01%)


 ●ダウ平均は反落。
  ★トランプ大統領とメラニア夫人が新型ウイルス検査で陽性判明。
   →リスク回避の雰囲気強める(▲400ドル超下落で始まる(。
  ▽買戻しもみられダウ平均は下げ渋る動きも。
   ☆トランプ大統領の症状が「軽度」と伝わる。
  
  ■大統領選まであと1カ月ほどのタイミングでの衝撃的なニュース。
   →市場は不安感を強めている様子。
   <ホワイトハウス>
    ・2日のフロリダ州での集会を含めて大統領の公的イベントを
    全てキャンセル。
    ・トランプ大統領は少なくとも10日間は遊説を行えない可能性。
    ●今回の陽性判明…パンデミックへの対応を巡って選挙戦に
     何らかの影響が出そう。


  □米雇用統計
   ●非農業部門雇用者数(NFP)=66万人<予想
    ⇔前回分が上方修正。
   ◎失業率=7.9%<8%
   ⇒少なくともネガティブな反応は出ず。
   ☆FRBの低金利長期化のスタンスには変化なしとの観測。


【NY外為市場概況】10月02日
 *ドル・円:105円13銭へ下落後105円40銭まで上昇して引け。
  ★トランプ大統領の新型コロナウイルス感染報道…米国政局不安拡大。
  ★米9月雇用統計…雇用者数の伸びが予想以上に鈍化。
   →一時ドル売りが優勢に。
  ☆9月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値…予想以上に上方修正。
  ☆民主党:ペロシ下院議長…米追加パンデミック経済救済策の合意に
   楽観的な見方示す。
   →ドル買い&リスク選好の円売り強まる。
 *ユーロ・ドル:1.1734ドルへ上昇後1.1700ドルへ下落。
 *ユーロ・円:123円10銭へ下落後123円54銭へ反発。
  ☆米追加経済救済策への期待…リスク選好の円売りが優勢に。
 ■ポンド・ドル:1.2948ドルから1.2894ドルへ下落。
  <EU:バルニエ首席交渉官&英国:フロストEU交渉担当者>
   ★通商交渉で一部相違が大きく克服不可能になりつつある恐れ警告。
  <メルケル独首相>
   ・交渉が続く限り合意を楽観視している。
   ∴下値も限定的。
 *ドル・スイス:0.9218フランへ上昇後0.9197フランまで反落。


  [経済指標:米国]
  >雇用統計
  ●9月非農業部門雇用者数
   ・発表:+66.1万人<予想:+85.9万人
   ・8月:+148.9万人↑+137.1万人)
   ・民間部門雇用者数
    ・発表:+87.7万人>予想+85万人
    ・8月:+102.2万人↓+102.7万人)
  ●9月平均時給
   >前年比:+4.7%<予想:+4.8%(8月:+4.6%↓+4.7%)
  ◎9月失業率:7.9%<予想:8.2%(8月:8.4%)
   ・労働参加率:61.4%<予想61.9%(8月61.7%)


  ◎9月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値
   ・発表:80.4>予想:79.0(速報値:78.9)
  ●8月製造業受注
   >前月比:+0.7%<予想:+0.9%(7月:+6.5%↑+6.4%)
  ◎8月耐久財受注改定値
   >前月比:+0.5%>予想:+0.4%(速報値:+0.4%)
  ⇒微妙な指標のせめぎ合いが続く。


 ■トランプの暴走の報いが「Covid19感染」となって表れ、現在最重要
  課題の「追加支援策」の進行が遅れることは痛い「現実」だ。
 ⇒市場は「なんとかなる」との期待を込めて越週したが…

×

非ログインユーザーとして返信する