「思考回路:つぶやき」20201016
>2020年10月16日海外市場動向
【米国景気】
<トランプ大統領>
・景気対策規模の1.8兆ドル超への引き上げに意欲。
・我々は都市封鎖を再開していない。
・我々は元気だ。
・自身は数多くの検査を行っているが毎日ではない。
<マコネル米上院共和院内総務>
●トランプ大統領が主張する1.8兆ドル超の追加対策には否定的な考え示す。
「われわれが設定した5,000ドルの的を絞った対策が最善策と考えている。」
<バーキン・リッチモンド連銀総裁>
・企業はなお設備投資に慎重になっている。
・FRBがインフレが緩やかにオーバーシュートすると見込むまで金利は低い。
・不確実性が軽減され雇用や投資が促進されることを願う。
【Covid19関連】
●米民主党副大統領候補のハリス氏の側近がウイルス検査で陽性判明。
・同候補は行動を制限。
●米民主党バイデン陣営…検査で2人に陽性反応が出たと発表。
●フォンデアライエン欧州委員長…EU首脳会議を途中で退席。
・委員長のスタッフの1人がウイルス検査で陽性確認。
・委員長(Twitter)…自身の検査は陰性。直ちに自主隔離に入る。
●仏当局
・この24時間で3万621人が新たに新型ウイルスに感染。
【ユーロ圏金融政策】
<ラガルドECB総裁>
・全ての措置を必要に応じ調整する用意ある。
・政策支援を時期尚早に縮小しないことが重要。
・為替を含めてすべてのデータを注意深く見ている。
【BREXIT】
<EU首脳>
・対英関係の結論を採択。
・英国に合意に向けた必要な動きを取るよう要請。
・バルニエ首席交渉官に英国との交渉継続を要請。
・英国との貿易交渉を今後数週間継続することを要求。
<バルニエEU首席交渉官>
・われわれは合意のために全て行う。
・向こう数週間…集中協議を継続。
・英国がEU市場へのアクセスを望むなら平等な条件に同意する必要。
・われわれは合意の見通しを持っている。
・明日から協議のためロンドンに向かう。
<英政府>
・EU首脳会議に驚きと失望
・明日16日に対応を表明。
【NY株式市場概況】
★ダウ平均:28494.20(▲19.80 ▲0.07%)
★S&P500:3483.34(▲5.33 ▲0.15%)
★ナスダック:11713.87(▲54.86 ▲0.47%)
☆CME日経平均先物:23525(大証終比:+25 +0.11%)
*ダウ平均は横ばい。
>序盤…売りが強まりダウ平均は300ドル超下落して始まる。
★英・仏・独といった欧州の主要国で感染第2波が拡大。
→感染者は過去最多に。
★各国政府…再び活動制限導入発表。
⇒市場には再び不安感が広がっている模様。
★米与野党の追加対策協議も依然として出口が見えない状況。
・年内の合意成立への期待が後退。
・少なくとも大統領選までの合意への期待はほぼ無くなったと見られている。
>全体的には楽観的。
・下値では押し目買い意欲も。
・投資家のリスク許容度が失われたわけではなさそう?
⇒11月3日の米大統領選までは慎重に臨みたいといった雰囲気強い。
■「売り方」よりも「買い方」の不安が増してきているか?
【NY外為市場概況】
□ドル・円:105円18銭へ弱含んだのち105円49銭まで上昇して引け。
★米先週分新規失業保険申請件数…予想外に増加嫌気→ドル売り優勢に。
☆トランプ米大統領
・追加経済対策を1.8兆ドル規模から引き上げる意向示唆。
・選挙前の合意の可能性も示唆。
→景気見通しが改善⇒米債利回りも上昇に転じドル買い再燃。
■ユーロ・ドル:1.1712ドルから1.1689ドルまで下落して引け。
★新型コロナウイルス感染再拡大
・独&仏&英国などが夜間外出禁止令などを発令し景気見通し悪化。
→金利先安感にユーロ売りが優勢。
□ユーロ・円:123円02銭へ下落後123円42銭まで上昇。
■ポンド・ドル:1.2960ドルから1.2891ドルまで下落。
★英国がEUとの通商交渉を打ち切るリスクが拭いきれず。
→警戒感からポンド売りが優勢に。
□ドル・スイス:0.9136フランから0.9155フランまで上昇。
[経済指標:米国]
●先週分新規失業保険申請件数
・発表:89.8万件>予想:82.5万件(前回:84.5万件↑84.0万件)
*失業保険継続受給者数
・発表:1001.8万人<予想:1055.0万人(前回:1118.3万人↑1097.6万人)
◎10月フィラデルフィア連銀製造業景況指数:32.3>予想:14.8(9月:15.0)
●10月NY連銀製造業景気指数:10.5<予想:14.0(9月:17.0)