「思考回路:つぶやき」20201231
●早いなぁ…2020年はコロナに始まり続いたままの幕切れとなった。
●コロナについては「天災は買い」の姿勢で臨み、それはそれで正解だった。
●しかし…「期待」を膨らませる投機筋の動きは「現実」を飛び越す買いとなり
NYダウは30,000ドルを突破、日経平均31年ぶりの高値で大納会を終えた。
●途中から「行き過ぎ」を懸念し「弱気」に転じたため秋口からの「上昇」には
全く対応できなかったのは反省点だ。
●コロナについては「ワクチン」開発が新たな後押し材料となった。
●「期待」は次々と「買い材料」として消化されるが「現実」は無視されたまま。
●新年の相場は継続して「慎重」姿勢で臨みたい。
●来年も頑張ります!! みなさん、良いお年を!!
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【国内株式市場概況】
>大納会を迎えた30日の東京株式市場
●日経平均株価:2万7444円17銭(前日比:▲123円98銭:▲0.45%)
▼3日ぶりに反落。
★今週に入ってからの2営業日で900円超上昇。
・前日には心理的な節目の2万7000円台を回復。
→約30年4カ月ぶりの高値。
★あすから4日間の休場。
∴急ピッチの上値追いに高値警戒感が強まる。
→利益確定売り+手仕舞い売りが優勢に。
▽年間上昇幅=+3787円55銭(2013年=+5896円13銭以来の大きさ)
▽年間上昇率=+16%<前年=+18%
※東証1部
・売買代金概算=1兆9606億円
・売買高=8億7819万株
・値下がり銘柄数=15078(全体の約7割)
・値上がり銘柄数=607銘柄
・変わらず銘柄数=73銘柄
>2020年12月30日の海外市場動向
【NY株式市場動向】NY株式30日(NY時間16:22)
☆ダウ平均:30409.56(+73.89 +0.24%)
☆S&P500:3732.04(+5.00 +0.13%)
☆ナスダック:12870.00(+19.78 +0.15%)
☆CME日経平均先物:27450(大証終比:+10 +0.04%)
◎ダウ平均は反発。
▽年末の薄商いの中で市場は来年の米経済の回復期待を高めている。
☆米国では追加経済対策も無事成立。
・600ドルの個人給付が2,000ドルまで引き上げについて。
<マコネル米上院院内総務(共和党)>&共和党指導部は消極的。
「米上院は直接給付増額の脅しには屈しない。」
・既に確定している600ドルの支払い
→昨晩から各口座への支払い処理を米当局が開始。
⇒来年の米個人消費の拡大は期待できそうな情勢?
☆英国がアストラゼネカのワクチンを承認。
・来週にも接種開始する見通し→米国のワクチン接種への期待高まる。。
【NY外為市場概況概略】
■ドル・円:102円96銭へ下落後103円36銭へ上昇して引け。
★米11月卸売在庫速報値や11月中古住宅販売成約指数
→前月から予想外に減少。
★11月前渡商品貿易赤字…過去最大に膨らむ。
→景気回復懸念⇒債券利回り低下に伴うドル売り強まる。
☆12月シカゴ購買部協会景気指数…予想外に改善⇒下げ止まり。
■ユーロ・ドル:1.2310ドルへ上昇後1.2271ドルへ反落して引け。
<レーンECB専務理事兼首席エコノミスト>:独紙とのインタビュー
・今後もユーロ高の動向を非常に注意深く監視していく。
⇒高値警戒感からユーロ買いが後退。
■ユーロ・円:126円47銭へ下落後127円02銭へ上昇。
□ポンド・ドル:1.3574ドルから1.3618ドルまで上昇。
<英国下院>
・政府がEUと合意した自由貿易協定(FTA)の暫定発効に向け
関連法案を可決。
→英EU指導者の署名を受け離脱の混乱回避への安心感
⇒ポンド買いが優勢に。
■ドル・スイス:0.8842フランから0.8817フランまで下落。
[経済指標:米国]
*11月卸売在庫速報値
>前月比 ▲0.1%<予想:+0.6%(10月:⁺1.2%←+1.1%)
●11月前渡商品貿易収支
・発表:▲848億ドル<予想▲815億ドル(10月 ▲803億ドル)
●11月中古住宅販売成約指数
>前月比 ▲2.6%<予想:0.0%(10月:▲0.9%↑▲1.1%)
〇12月シカゴ購買部協会景気指数
・発表:59.5>予想:56.3(11月:58.2)