●NY株式市場は引けにかけて急速に伸び悩んだ。
●コロナ禍の最悪の状態脱却にはだれも異論はないだろう。
●それと世界経済の回復とをあまりに早急に結びちけるのは危険だ。
●最も大きいリスクは、自ら巻き起こしたコロナ禍でさえ、自益の
ために利用しようとする中国と米国の対立だ。
●これは自由主義と全体主義の「新冷戦」となる可能性が大きい。
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＞2021年03月09日の海外市場動向
【追加経済対策：米国】
　＜米下院＞：上院の追加経済対策の修正案を明日採決。
【NY外為市場概況】
●ドル・円：108円97銭から108円42銭まで下落して引け。
　★3年債入札…好調な結果→米国債相場堅調推移。
　　→債券利回りの低下に伴いドル買い後退。
＊ユーロ・ドル：1.1910ドルへ上昇後1.1882ドルへ下落して引け。
●ユーロ・円：129円54銭から128円94銭まで下落。
〇ポンド・ドル：1.3867ドルから1.3925ドルまで上昇。
●ドル・スイス：0.9320フランから0.9278フランまで下落。

[経済指標：米国]・特になし

【NY株式市場概況】：NY株式9日（NY時間16:21）引値
〇ダウ平均：31832.74（+30.30　+0.10%）
〇S&P500：3875.44（+54.09　+1.42%）
〇ナスダック：13073.82（+464.66　+3.69%）
〇CME日経平均先物：29200（大証終比：+130　+0.44%）
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◎ダウ平均は３日続伸。
　☆米国債利回りの上げ一服。
　　…ＩＴ・ハイテク株に買い戻し強まる。
　　※米10年債利回り…先週に1.6％台を付ける。
　　　→その後上げ幅を縮小する動き→本日は1.52％台まで一時低下。
　　・今年に入って加速した米インフレ期待を織り込む動き一段落。
　　　…明日の米消費者物価指数（ＣＰＩ）や木曜日のＥＣＢ理事会を
　　　　前にしたポジションの巻き戻し？
　☆＜経済協力開発機構（ＯＥＣＤ）＞
　　・今年の成長見通しを引き上げ。
　　　・ワクチン接種が加速。
　　　・米国が大規模な追加経済対策を開始。
　　→世界経済の見通しは明るくなると指摘。