●またしても「見切り発車」だ。
●バイデン大統領のインフラ投資は一度織込んだ材料であり
それだけしないと景気の腰は弱い…ということなのだが…
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＞2021年06月24日の海外市場動向
【NY外為市場概況】
〇ドル・円：110円69銭へ下落後110円91銭へ上昇して引け。
　★先週分新規失業保険申請件数＞予想
　　・労働市場の改善に懐疑的見方→ドル売り優勢に。
　☆バイデン大統領
　　・超党派上院議員とインフラ計画の骨組みで合意。
　　→米国経済の回復ペースに一段と拍車との期待。
　　→ドル買い再燃。
●ユーロ・ドル：1.1956ドルへ上昇後1.1920ドルへ反落。
●ユーロ・円：132円41銭へ強含んだ後132円13銭へ反落。
●ポンド・ドル：1.3890ドルへ下落後1.3934ドルへ上昇。
　＜英国中銀＞
　　★金融政策決定会合で市場の予想通り大規模緩和維持決定。
　　　・インフレが一時的との見解を維持。
　　　・早すぎる利上げを警告。
　　→予想外にハト派姿勢を強める結果→ポンド売り優勢に。
〇ドル・スイス：0.9174へ下落後0.9195フランへ上昇。

[経済指標：米国]
＊1~3月期GDP確定値
　＞前期比年率　＋6.4％=予想：+6.4％（改定値：+6.4％）
＊1~3月期個人消費確定値
　＞前期比年率　＋11.4％=予想：+11.4％（改定値：+11.3％）
●5月前渡商品貿易収支
　・発表：▲881億ドル＜予想▲875億ドル（4月▲857億ドル）
●5月耐久財受注速報値
　＞前月比　＋2.3％＜予想：+2.8％（4月：▲0.8％↑▲1.3％）
●5月耐久財受注(輸送用機除く)速報値
　＞前月比　＋0.3％＜予想：+0.7％（4月：＋1.7％↑+1.0％）
●先週分新規失業保険申請件数
　・発表：41.1万件＞予想：38.0万件（前回：41.8万件↑41.2万件）
〇失業保険継続受給者数
　・発表：339万人＜予想：346.0万人
　（前回：353.4万人↑351.8万人）
〇6月カンザスシティ連銀製造業活動：27＞予想24（5月26）
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【NY株式市場概況】24日（NY時間15:37）引け前
〇ダウ平均：34205.79（+331.55　+0.98%）
〇ナスダック：14352.89（+81.16　+0.57%）
〇CME日経平均先物：28985（大証終比：+185　+0.64%）
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〇ダウ平均…本日高値圏での推移を持続。
　☆バイデン大統領…インフラ投資計画で超党派の上院議員らと合意。

　★インフレ上昇を懸念したFRBのタカ派姿勢へのシフト。
　　→米株式市場動揺。
　　・時間をかけた慎重な出口戦略との期待が次第に広まる。
　　→市場はひとまず衝撃を乗り切った印象。
　☆基本的に景気回復への期待は根強い。

　★米新規失業保険申請件数…予想よりも悪い数字。
　　・株式市場への影響は限定的。
　　→FRBの慎重姿勢が期待される数字と捉える声も。

　☆銀行株が上昇し全体をサポート。
　　＞本日の引け後
　　・FRB…ストレステストの結果を公表。
　　・米大手銀は全てテストを通過の見込み。
　　　・1,420億ドルを株主に還元する見通。
　　・７月第３週から4~6月期の決算発表開始。
　　　・トレーディング収益の大幅な減収見込みには留意。

　★楽観的な見方は自己満足に陥るリスク
　　・ショックに対して脆弱で顕著なインフレ圧力がない場合でも
　　利回りが上昇する可能性があるというシグナルは市場の活気を
　　打ち砕く可能性があるとの警告も。