加藤肇の「前向き!!投信ゼミナール!!」

・「よくわからないまま」投信を利用してる方!!

・銀行での投信窓販解禁以来、16年!!
・お客様向けセミナー講師回数3500回超!!
・指導した販売担当者は10000人以上!!
・お客様目線から「やさしく」「大事なとこだけ」
 解説します!!

【20160406のマーケットから】債券ファンド

□■前向き!!投信ゼミナール!!■□第186号

**日記**
・4月06日:家内と一緒に「リハビリ」兼ねて歩いて20分ほどの「海老川」の桜を見に…
・今年は特に見事…平日なのに人出も多かった
・「咲き誇る花よ明日は花筏」
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※ご注意ください!! 
・本ブログの情報は…
 信頼できると判断した資料や私の経験をもとに提供させていただいておりますが、
 今後の投資成果を保証するものではありません。
・「投資」にあたっては「自己判断」「自己責任」で行っていただくようお願い致します。 
・*Bはブルンバーグから*nは日経電子版から*Rはロイターからの引用コメントです
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**日経電子版から**
>2016/4/7 3:30 (松崎雄典)※原文を基に加藤が要約・補足・コメント

【国内債券投資の新しい流れ】

>日銀のマイナス金利導入後…
●国債や社債で運用するファンド…軒並み資金流出(週次ご提供資料【新騰落表】でも明らか)*1

>この3月にかけて…
(四国の地方銀行の窓口):香川銀行
◎「国内債券」ファンドに26億円強の資金流入

◇『日本のめぐみ』:大和投信(単位型
…国内企業が海外で発行する外貨建て社債で運用
▼国債につられて円建ての社債利回りもゼロに近づいてしまった
⇔ドル建ての社債などでは5~7%と高い利回りも…
∴為替ヘッジのコストや信託報酬を除いても1%前後は残る計算
⇒「なじみのある日本企業の社債で利回りがとれる」として一定の人気を集める
…2年前から運用を開始…ファンド数:26…資産残高は約1000億円
→全国に広がる気配

 http://www.daiwa-am.co.jp/funds/detail/detail_tokushoku.php?code=3291

<ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメント:山田俊一取締役>
・「マイナス金利の衝撃はこれから本格化する。」
(地銀など金融機関)
(1)余資運用…外債などに投資先を拡大中
(2)預金…日銀預け金を増やすとマイナス金利の「手数料」をとられる→減らしたい
∴顧客に預金から投信への移行を促し始めている。
※日銀…
・「国内銀行が抱える預金は1月末時点で730兆円。」
・「貸し出しに回っていない250兆円強がリスク資産へ押し出されようとしている。」

>>:こんな環境下、運用について「保守的な」地銀と顧客の妥協点として上記ファンドは注目されているのだろう…

★この後の記事はどう読んでも「ゆうちょ銀行」のヨイショ記事なので省きます(笑)

**昨日の各市場概況**
【国内株】:7日続落
>2016年4月6日(水)16:00:00 
・日経平均  15715.36(-17.46 -0.11%)…2月12日以来の安値引け
・TOPIX    1267.75(-0.62 -0.05%)
・東証マザーズ    947.93(+4.75 +0.50%)
・ジャスダック    104.96(-0.53 -0.50%)
・東証REIT指数    1901.36(-20.81 -1.08%)

*日経平均株価*
●7日続けての下落は2012年11月13日以来…アベノミクス初(第2次安倍政権:2012年12月発足)★1
▼昨晩の欧米株安
▼ドル円…一時110円割れ(海外で1年5カ月ぶり円高水準)→輸出関連中心に売り誘う

▽連日下落の反動意識…押し目買いも→日経平均は前日終値を挟んで推移

※東証1部:(売買代金):2兆1149億円

<住友生命保険:岡田允彦ポートフォリオ・マネージャー>:*B
・「日銀短観で示された楽観的な企業の為替前提でも経常減益となっている。」
・「足元の為替でどれほど弱めの数字が出てくるのか分からず…警戒感がある。」
・「円高への警戒と同時に…海外投資家の間ではアベノミクスに対する期待も剥落した。」★1
・「日本から長期資金が出ている。資金が戻るには一筋縄ではいかない」

<マネックス証券:広木隆チーフ・ストラテジスト>:*B
・「割安感から底値に近づいているとみているが…上値を目指すには…実効性のある政策しかない。」
・「この円高の原因は米利上げのペースではなく…日本がデフレに逆戻りしてしまっていることだ。」
・「日銀の金融政策だけでなく…国も実効性のある景気刺激政策を打ち…インフレ期待を高めて円高を止め…業績懸念を払拭しないと買い上がっていくのは難しい」

>>:もはや…つい1ヶ月前まであった「上抜け」期待は姿を消しつつある。
>>:「エリオットの波」:下げの鼓動第3波の典型だ。
>>:この後…僅かな戻りがあり、そこから再び長い下げに入る恐れがある。

【米国株】:反発
>NY株式6日(NY時間16:24)
・ダウ平均   17716.05(+112.73 +0.64%)
・S&P500    2066.66(+21.49 +1.05%)
・ナスダック   4920.72(+76.78 +1.59%)
・CME日経平均先物 15815(大証終比:+75 +0.48%)

>>:これをどう読むか…
*FOMC議事録*
●理事の数人…4月利上げが適切になる可能性を指摘
◎理事の数人…注意深い利上げの取り組みが適切と強調
 ↓ ↓ ↓
◎理事の多数…12月時より低いFFレートの道筋が適切と予想。

>4月利上げは不適切な緊急性のメッセージを発信する。
>世界経済と金融市場の動きが米経済のリスク。
・世界経済のリスクなどが慎重姿勢を正当化。
・海外のリスクは完全には解消していない。
・海外の鈍化は輸出抑制の長期化を示唆。
>経済活動と雇用は以前よりも想定が幅広く一致。
・理事の数人…雇用は最大雇用かその近くにあると判断。
・理事の数人…まだ最大雇用に達していないと判断。

▼発表後…株価は戻り売りに押される場面も…
▽下値では押し目買いも入りプラス圏を維持
▽米週間石油在庫統計の発表を受けて原油が上昇(前日比+5.2%)
*EIA週間石油在庫統計(バレル)23:30:原油在庫▲493万
▽為替市場でのドル安の動きも好感されていた模様

<ハイランド・キャピタル・マネジメント:グローバル・エクイティ・トレーディング責任者;ジョー・ソウィン>
:+B
・「今の姿勢が決定的に様子見になっているのは…2つの理由がある。」
・「一つは…中央銀行からの最新の情報をまだ待っているということ。」
・「もう一つは企業の業績だ。」
・「企業は自社見通しを大きく下げたため…業績発表は興味深いことになっている。」
・「(見通しを下げたために)越えるべきハードルがかなり低くなっており…相場上昇のお膳立てができているようだ。」

【NY外為】 : 円上昇

■ドル円…完全に110円を割込む(FOMC議事録公表直後…瞬間的に109.35近辺まで下落)

<FOMC議事録>
●予想通り海外経済の影響を警戒し慎重姿勢を強調…円高要因
◎メンバーの中からは4月利上げの可能性を指摘する声も…円安要因

*市場参加者コンセンサス*
・「現状からはさすがに…4月利上げの可能性は小さい。」
・「きょうの議事録からは…6月利上げは十分に可能性はある。」
・「きょうの議事録は…少なくとも年内1回の利上げといったハト派色の強い内容ではなかった。」

→ FOMCメンバー内での見解の違い…市場も判断しにくい状況
∴議事録公表後のドル相場は上下の振幅に留まる

*ドル円*
▼2014年10月以来の110円割れ
…直近の下値メドは見つけにくい位置

<エドワード・ジョーンズ:債券リサーチ部門責任者;トム・カースティング>:*B
・「興味深かったのは米当局者が世界経済をかなり注視していたことだ」
・「ドルは若干軟調になってはいるが…それも長期にわたってかなりの上昇局面が続いている中でのことだ」

<みずほフィナンシャルグループ:法人為替セールス担当責任者;ファビアン・エリアソン>:*B
・「世界経済の成長が頻繁に言及された事実が当局者の慎重さを示している。」
・「それがドルを若干軟調にした。」

>>:恐らく…もっと単純に考えてもいいのでは…「米国大統領選」と「日本の経常黒字基調回復」だろう…ベースはこれがあると忘れないように

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■エリオットの波■は日経平均では…「下げの鼓動」最後の調整波にあり、その中での(下げ)→(上げ)→(下げ)か(・・? …ここから少し戻して再び長い下げに入るだろう
■エリオットの波■:加藤のチャート利用法
※mixiコミュ:「SCMTBはじめくん」に掲載!!
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※こんな時だからこそ…確認しておこう…振り落とされないために…しっかりつかまっているために…

<偉大な先達「山崎和邦」氏(元野村證券営業本部長)の見通し…>
<当面の注意事項>
(1)これからの上昇は「中間反騰」だから戻りのメドを見切って…出来るだけ沢山売っておくことだ。
(2)そのあとにバーゲンセールが来る。
(3)その時は何を買っても儲かる。⇔怖い自己を乗り越える自律が必要…それが儲ける資格!!
※買下がり戦略は第152号ご参照

<加藤補足>
>日経平均で17000円までの戻りは「想定の範囲内」である…突破「18000円」が想定内にも反落
☆:25日移動平均線との▲12%乖離超(1月21日と同様)で反発すると予測
※2月12日で▲13.5%→反発した(騰落レシオも58.67%<70%と割安ゾーン入りしていた)
※4月06日で乖離は▲6.7%・騰落レシオは99.5%(乖離率:割安・騰落レシオ<120%…正常)
◎乖離率からは「短期的な」反発が見込まれる

>世界全体の「金融政策」協調に加え「財政政策」での協調がない限り上昇には限界
●今回のような「意味不明」の上昇には必ずそれ以上の「咎め」が…
>一旦の戻りの後…「作られた」金融不安などを起因に再び下落へ…
※覚悟すべき目処(山崎氏):1万4809円!!(始動点から大天井までの半値押し)
…このころ世間はみんな弱気になる…だからこそ安値で買えるのだ…と山崎氏は言う
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<加藤の予測>
【当面見通し&方針:1511末時点】 (追加(6)・…訂正(4)&(3)…2回目)
(1)年初急落…持ち直しは年央以降…年末急伸
(2)日経平均は14000円(ちょい割れあり)から22000円
(3)ドル円は110円(ちょい割れあり)から125円(リスクは円高に
  訂正前:ドル円は113円(ちょい割れあり)から125円 (年央までなら120円)
  ※03月01日の時点で円高目処を112.30円→111.50円→110.90円 と算出
  ※現在値(04/07):109.80円水準では110.30円が上値抵抗に。109.10円が下値抵抗
  ★為替は苦手だぁ!!
(4)反発のきっかけは「インフラ公共投資」の推進を相場が認めること (金融政策ではない!!)
  訂正前:「中国」の「本格的財政」出動を相場が認めること
(5)新興国関係は「腹を決めて」金利を取るに徹する(投信で言えば基準価額が20%下がったら
買い下がる)
(6)買い下がったもので利益が出たものは10%毎に利食い
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**お知らせ**
■4月のセミナー■:「前向き!!投信ゼミナール!!」
>4月23日(土) 11:15-12:45(時間が15分後ろにずれました)
・会場:SOBIZGATES 2FA会議室(東京都新宿区新宿5-11-2 SOBLD)…前回と同じです
・都営新宿線「新宿三丁目」駅&都営副都心線「新宿三丁目」駅より徒歩1分
・JR山手線「新宿」駅より徒歩5分
・定員:36名(参加費:1000円) …定員オーバー満席御礼!!
※なんと…九州からもご参加申し込みあり!!
>4月24日(日) 13:30‐15:00 
・会場:小田原(おだわら市民交流センターUMECO…前回と同じです
・小田原FP事務所さんのご協力をいただいています
・小田原駅から徒歩1分)
・定員:20名(参加費:1000円…リピーター・ペア割引あり)

※お問い合わせは…mstb2021139@goo.jpまで

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