「思考回路:つぶやき」20201001
●今日から10月。
>2020年09月30日 海外市場動向
【米国景気動向】
<カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁>
・感染の再拡大は非常に懸念。
・より良い経済を求めるならウイルスを抑制する必要。
・正常な経済に戻すにはワクチンが必要。
・レジャーや飲食が懸念。
・追加支援を議会に望む。
・ウイルス感染が長引けば銀行にリスク。
<カプラン・ダラス連銀総裁>
・2年半から3年はゼロ金利の維持必要。
・自身の反対票は行き過ぎたコミットについてだ。
・追加の財政支援策が必要。
<ボウマンFRB理事>
・持続的な金融政策と的を絞った財政支援が必要。
・回復の道筋は凸凹で進捗は不均一。
・低金利がコミュニティ銀行の収益を圧迫。
・商用不動産市場にストレスの兆候がみられる。
【米国:Covid19関連追加支援策】
<マコネル米上院院内総務(共和党)>
・米追加対策の交渉は隔たり大きいと言って差し支えない。
<ムニューシン米財務長官>
・米国は政府支出の伸びを緩める必要。
・航空会社への追加支援は重要。
・ペロシ下院議長との協議後に航空会社のCEOに連絡。
・景気対策の合意はまだない。
<ペロシ米下院議長>
・ムニューシン米財務長官との協議はなお継続。
・自信と長官はより明確にする必要がある領域を模索。
【Covid19関連】
<モデルナ(米製薬会社):CEO>
・選挙前にワクチンの準備は整わない。
【米大統領討論会】
<トランプ大統領>
・バイデン候補との討論は素晴らしかった。
・討論を前に進めたい。
・誰がプラウド・ボーイズ(極右グループ)なのか分からない。
⇒殆ど「チンピラの喧嘩」だったが…
【石油関連】
◎米週間石油在庫統計:バレル・前週比:(在庫総量)
・原油:▲198万(4億9243万)・ガソリン:+68.3万(2億2818万)
・留出油 :▲318.4万(1億7276万)
(クッシング地区)・原油:+178.5万(5607万)
>NY原油先物11月限(WTI)(終値)
・1バレル=40.22(+0.93 +2.37%)
☆米エネルギー情報局(EIA)週報…原油在庫の取崩し続く。
・コロナショックによる需要減で6月に原油在庫は過去最高水準を記録。
→4月以来の低水準まで減少。
☆米国の追加景気刺激策の合意期待。
<ムニューシン米財務長官とペロシ米下院議長>
・連日話し合い。
→米株式市場上昇…リスク資産の一角である原油を押上げ。
*米大統領選:テレビ討論会
・注目度は高かったが非難の応酬でひどい内容であったことから
あまり材料視されていない。
【NY株式市場概況】
☆ダウ平均:27781.70(+329.04 +1.20%)
☆S&P500:3363.00(+27.53 +0.83%)
☆ナスダック:11167.51(+82.26 +0.74%)
☆CME日経平均先物:23305(大証終比:+115 +0.49%)
>序盤…ダウ平均は一時+500ドル超反発。
★第1回米大統領選討論会…両候補の非難合戦。
▽取引開始直後から買いが先行。
☆ADP雇用統計やシカゴPMIおよび住宅指標が強い内容。
→買い戻しのフォローとなっていた模様。
>終盤に入って急速に伸び悩む動き。
<米共和党:マコネル上院院内総務>
★「景気対策の交渉は隔たり大きいと言って差し支えない。」
<ムニューシン米財務長官>
★「景気対策の合意はまだない。」
【NY外為市場概況】
■ドル・円:105円75銭まで上昇後105円40銭へ下落して引け。
☆米9月ADP雇用統計>予想
☆9月シカゴ購買部協会景気指数=2年ぶり高水準
☆ムニューシン米財務長官とペロシ下院議長
・追加パンデミック経済救済策を巡る交渉再開で何等かの合意
が見られるとの期待に。
→景気見通しがさらに改善→債券利回り上昇⇒ドル買いが優勢に。
★合意にいたることができず交渉継続に留まる。
⇒期待感が後退し伸び悩み。
■ユーロ・ドル:1.1685ドルへ下落後1.1752ドルへ上昇して引け。
<独駐EU大使>
★EU復興基金の運用開始の遅れを警告。
<ラガルドECB総裁>
★インフレ目標指針の変更の可能性に言及
→ECBが想定以上に長期間低金利維持との思惑⇒上値を抑制。
■ユーロ・円:123円93銭へ上昇後123円53銭へ下落。
□ポンド・ドル:1.2816ドルから1.2942ドルまで上昇。
■ドル・スイス:0.9245フランへ上昇後0.9163フランへ下落。
[経済指標:米国]
◎9月ADP雇用統計:+74.9万人>予想:+64.9万人
・8月:+48.1万人↑+42.8万人
◎9月シカゴ購買部協会景気指数:62.4>予想:52.0(8月:51.2)
*4~6月期GDP確定値
>前期比年率 ▲31.4%>予想:▲31.7%(改定値:▲31.7%)
*4~6月期個人消費確定値
>前期比年率 ▲33.2%>予想:▲34.1%(改定値:▲34.1%)
⇒大統領討論同様。市場も「殴り合い」になってきた。