「思考回路:つぶやき」20201106
>2020年11月05日の海外市場動向
【米国大統領選挙】
●敗北を認めない姿勢をみせるトランプ氏に対し…
共和党内からも距離をとる動きが。
<クリスティー元ニュージャージー州知事>
・「そんなことをいうタイミングではない。」
<オハイオ州:デワイン知事>
・「最終的にバイデン氏が選ばれれば誰もがそれを受け入れる。」
●バイデン氏も訴訟に備える。
>米メディアによると…
★西部ネバダ・ウィスコンシン・ペンシルベニア・ミシガン各州で
弁護士チームを立ち上げ
。訴訟費用を確保するため支持者に献金を求めた。
⇒米国憲政史上の最大の汚点を「狂気の大統領」が残そうとしている。
【金融政策】
<米連邦公開市場委員会(FOMC)>
・政策金利(フェデラルファンドFF金利の誘導目標)
0.00~0.25%に【据置】
【NY株式市場概況】途中経過
☆ダウ平均:28407.92(+560.26 +2.01%)
☆ナスダック:11903.22(+312.44 +2.70%)
☆CME日経平均先物:24210(大証終比:+90 +0.37%)
◎本日高値圏での推移が続いている。
*FOMCの結果公表
・大方の予想通りに政策変更なし。
・声明も概ね前回と同様。
<パウエル議長>:会見
・最近の感染拡大への懸念示し下振れリスクの広がりに言及。
・必要ならば追加緩和の可能性を示唆。
▽ダウ平均は一時+647ドル高まで上昇。
*米大統領選…予想外の大接戦。
・民主党のバイデン候補が次期大統領に就任しそうな情勢。
・トランプ陣営からは投開票への疑念が示され最高裁への上訴など
法的措置を検討⇒法廷闘争のリスクも強まる。
*米議会選挙の開票続く
・下院では民主党の過半数確保がほぼ確実な情勢。
・上院は拮抗…現段階では共和党が過半数を維持しそうな情勢。
▼市場の一部が期待していたホワイトハウスも議会も民主党圧勝という
ブルーウェイブのシナリオは崩れそうな気配。
>株式市場…楽観的な雰囲気に。
・大胆な財政出動は容易に打ち出せない可能性はあるものの…
ある程度の規模は打ち出されるものと見られている。
・上院が共和党であれば…民主党が主張している巨大IT企業を
はじめとした積極的な規制導入の可能性は弱くなるとの期待も。
・税制面でも一段と歩み寄りが見られるだろうとの見方も。
【NY外為市場概況概況】
■ドル・円:103円84銭から103円48銭まで下落して引け。
★FRBはFOMCで市場の予想通り政策金利ゼロ金利&量的緩和【据置】決定。
・「インフレを緩やかに2%以上にすることを目指す。」
・「新型コロナウイルスは経済の見通しに著しいリスクになる。」
<パウエルFRB議長>
・最近の新型ウイルスの再流行に特に懸念を表明。
⇒一段のハト派姿勢を受けてドル売り強まる。
*ユーロ・ドルは1.1860ドルへ上昇後1.1791ドルへ弱含み引け。
*<独連銀:バイトマン総裁>
・引き続き金融緩和を維持することが重要。
・全手段が選択肢となる。
・今回の経済の低迷は春に比べて軽度。
■ユーロ・円:123円00銭から122円36銭まで下落。
□ポンド・ドル:1.3068ドルから1.3149ドルまで上昇。
☆2番底を回避する目的で英国が金融・財政協調支援策を発表。
⇒ポンド買いが強まる。
<英中銀>:5日に開催した金融政策決定会合
・金利を過去最低水準で維持。
・資産購入プログラム…前回7450億ポンドから1500億ドル拡大。
<スナク英財務相>
・新型コロナウイルスで一時解雇された労働者の給与の80%を保証
する制度を3 月末まで延長することを含めた雇用支援策を実施を発表。
■ドル・スイス:0.9083フランへ強含んだ後0.9041フランへ下落。
<スイス国立銀行(SNB、中央銀行):メクラー理事>
・マイナス金利と為替介入が依然適切な金融状況を確実にするために
最も重要だ。
⇒介入警戒感を受けてフラン買いが一段落。
[経済指標:米国]
●先週分新規失業保険申請件数
・発表:75.1万件>予想:73.5万件(前回:75.8万件↑75.1万件)
●失業保険継続受給者数
・発表:728.5万人>予想:720.0万人(前回:782.3万人↑775.6万人
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●なにか…ちぐはぐのまま市場は進んでいる。