【思考回路】つぶやき:20220916
●無理やりの楽観的コメントが出る限り
底打ちはない。
●「咎め」は突然やってくる…
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「投資の窓口」
・外国為替市場の基礎
>10月08日(土)@小田原20
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外為市場を動かす要因について
分かり易くお話しします。
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小田原市民交流センターUMECO
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上か下か…横ばいか?
年末に向けてのリスク要因はなにか?
独自の俯瞰的分析から市場環境と
投信動向について唸ります!!
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>2022年09月15日の海外市場動向
【NY外為市場概況】
●ドル・円
・143円72銭まで上昇後143円16銭まで反落。
☆8月小売売上高…予想外の増加。
☆先週分新規失業保険申請件数…予想外に減少。
→米労働市場のひっ迫示唆。
⇒FRBの大幅利上げを織込むドル買い優勢。
★8月鉱工業生産…予想外のマイナス。
★7~9月国内総生産(GDP)…伸び鈍化。
⇒米景気停滞警戒しドル買い後退。
◎ユーロ・ドル
・0.9980ドルから1.0018ドルまで上昇。
☆ECB:デギンドス副総裁
「インフレ期待抑制に断固として行動が必要」
☆マクルーフ・アイルランド中銀総裁
「利上げは絶対必要」
⇒積極的な利上げを織込むユーロ買い先行。
★ポルトガル中銀のセンテノ総裁
・ECBの政策委員会メンバー
・小幅な利上げ支持を表明。
⇒伸び悩んむ。
◎ユーロ・円
・143円13銭から143円68銭まで上昇。
⇒欧日金利差拡大観測にユーロ買い優勢。
●ポンド・ドル
・1.1517ドルから1.1463ドルまで下落。
★ユーロ・ポンド絡みのポンド売りに押される。
◎ドル・スイス
・0.9558フランから0.9617フランまで上昇。
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[経済指標:米国]
◎8月小売売上高
前月比:+0.3%>予想:▲0.1%
7月:▲0.4%↓±0.0%
●8月小売売上高(除自動車)
前月比:▲0.3%<予想:±0.0%
7月:+0.4%
◎先週分新規失業保険申請件数
発表:+21.3万件<予想:+22.7万件
前回:+21.8万件↓22.2万件
◎失業保険継続受給者数
発表:140.3万人<予想:147.8万人
前回:140.1万人↓147.3万人
〇9月NY連銀製造業景気指数
発表:▲1.5>予想:▲12.9
8月:▲31.3
●9月フィラデルフィア連銀製造業景況指数
発表:▲9.9<予想:2.3(8月:6.2)
〇8月輸入物価指数
前月比:▲1.0%>予想:▲1.3%
7月:▲1.5%↓▲1.4%
●8月鉱工業生産
前月比:▲0.2%<予想:0.0%
7月:+0.5%↓+0.6%
●8月設備稼働率
発表:80.0%<予想:80.2%
7月:80.2%↓80.3%
〇7月企業在庫
前月比:+0.6%=予想:+0.6%
6月:+1.4%
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<要人発言>
●G7:貿易相会合(独開催)
・ハーベック独経済・気候保護相
「中国に対する甘い姿勢は終わった。」
「より厳格な通商政策で臨む。」
●プーチン大統領
・ウクライナ侵攻後初めて中国の習近平国家主席と
直接会談
・上海協力機構(SCO)首脳会議のウズベキスタン
サマルカンドで開催。
「侵攻を巡る中国の疑問と懸念を理解している。」
「ウクライナ危機について中国の友人たちが示す
バランスの取れた姿勢をたたえる。」
「米国とその衛星国の台湾海峡での挑発を非難。」
※習主席
・プーチン大統領を「旧友」と呼び…中ロの関係
の強さを強調。
●バイデン大統領
・技術分野やサプライチェーン&個人情報などを
対象に対米投資の監視強化を目的とする大統領令
に署名。
・国家安全保障上のリスクについて外国からの投資
を審査する対米外国投資委員会(CFIUS)に監視
強化を命じた。
・想定するのは中国など敵対的な国が重要技術への
アクセスを狙う取引など。
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【NY株式市場概況】15日(NY時間16:24)
●ダウ平均:30961.82
(▲173.27 ▲0.56%)
●S&P500:3901.35
(▲44.66 ▲1.13%)
●ナスダック:11552.36
(▲167.32 ▲1.43%)
●CME日経平均先物:27515
(大証終比:▲165 ▲0.60%)
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●ダウ平均は反落。
●ナスダックは大幅安。
※米経済指標…全体的にまちまちの内容。
▽小売売上高と米新規失業保険申請件数>予想
→米個人消費の持ちこたえを示唆
▼輸入物価の下落幅<予想
▼製造業の景況感指数…いずれもマイナス
→インフレに対する懸念は軽減されず。
●火曜日の米消費者物価指数(CPI)
・株価指数急落…2020年以来最悪の1日を記録。
・株価指数はそこから下押しせず水準を維持。
>市場
・流動性が徐々にひっ迫する中で…
・長引くマクロへの脅威による弱気心理と
・インフレのピークアウトに賭ける押目買い
との間で綱引き。
→来週のFOMC前に様子見姿勢を浮き彫りに。
●押し目買いに警鐘も。
▼米国株のバリュエーションはさらに下がる必要
があり現在のマルチプルはまだかなり無理が。
▼株式市場からの大規模な資金流出は始まって
いるものの投資家のポジションは十分弱気には
なっていない。
∴弱気相場はまだ続く可能性がある。
・相場が決定的に底を打つまでの道筋は平坦では
ない。
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