●金融不安を「緩和継続」だけで解決できると
考える「頭イカレテル」連中…
●こういった問題には必ず「規制強化」が
ついてくるが…
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＞20230316の海外市場動向
【金融政策】：欧州中央銀行(ECB)
　・主要政策金利：3.50％
　・中銀預金金利（下限)：3.00％
　・限界貸出金利(上限)：3.75％
　→以上＋0.50％引上げ
［経済指標：米国］
　●2月輸入物価指数：前月比▲0.1％
　　＞予想：▲0.2％
　　　1月：▲0.4％↓▲0.2％
　◎2月住宅建設許可件数：152.4万戸
　　＞予想：134.3万戸（1月：133.9万戸）
　◎2月住宅着工件数：145万戸
　　＞予想：131.0万戸
　　　1月：132.1万戸↑130.9万戸
　●3月フィラデルフィア連銀製造業
　　景況指数：▲23.2＜予想：▲15.0
　　2月：▲24.3
　◎先週分新規失業保険申請件数：19.2万件
　　＜予想：20.5万件
　　　前回：21.2万件↑21.1万件
　◎失業保険継続受給者数：168.4万人
　　＜予想：172.3万人
　　　前回：171.3万人↓171.8万人）
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【NY外為市場概況】
▽ドル・円
　・131円72銭へ下落後133円83銭へ上昇。
　★売り要因
　　＜米地銀：ファースト・リパブリック＞
　　　・経営難深刻化
　　　→金融不安再燃。
　　＜ECB＞
　　　・大幅利上げ決定。
　⇒リスク回避の円買い。
　⇒米長期金利の低下に伴うドル売り。
　☆買戻し要因
　　＜複数の銀行＞
　　　・ファースト・リパブリック支援
　　　協議
　→株式相場＆長期金利上昇。
　⇒円の売戻やドルの買戻し加速。
▽ユーロ・ドル
　・1.0551へ下落後1.0626ドルへ上昇。
　★売り要因
　　・クレディ・スイス銀経営難
　　→欧州銀行不安拡大。
　☆買い要因
　　・＜ECB＞：定例理事会
　　　・主要政策金利0.5％引上げ。
　　　・今後のガイダンスは示さず。
　　　・インフレは依然高すぎる。
　　　・今後の利上げはデータ次第。
　　　・追加利上げの可能性維持。
　　→7月までの0.25％の追加利上げ
　　　織込み
　　⇒ユーロ買い優勢に。
▽ユーロ・円
　・139円13銭へ下落後141円92銭へ上昇。
▽ポンド・ドル
　・1.2028へ下落後1.2120ドルまで上昇。
◎ドル・スイス
　・0.9256から0.9321フランまで上昇。
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【NY株式市場概況】6日（NY時間16:22）
◎ダウ平均：32246.55
（+371.98　+1.17%）
◎S＆P500：3960.28
（+68.35　+1.76%）
◎ナスダック：11717.28
（+283.23　+2.48%）
◎CME日経平均先物：27120
（大証終比：+380　+1.41%）
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◎ダウ平均は大幅反発。
　・序盤は売り先行（一時▲300ドル超）。
　・その後はITやハイテク株中心に買戻し。
　　・一時＋400ドル超。
　☆経営不安のファースト・リパブリック
　　・複数の金融機関が300億ドルの預金
　　実施する意向。
　☆クレディスイスの信用不安
　　・スイス当局が具体的な支援方針を
　　打ち出す。
　　・スイス中銀はクレディスイスに対し
　　500億スイスフランの流動性提供発表。

　●株式市場は依然として慎重。
　　・他の金融不安への警戒感。
　　・金融システムへの信頼感の低下。
　▼この先の景気への影響は？
　∴投資家のリスク許容度は回復せず。
　▼FRBの対応確認。
　　・ECB理事会：0.50％大幅利上げ。
　　　・見送り：利上げ幅縮小せず
　　　∵金融システムの問題の存在を
　　　認めた形となることの回避？
　　・来週のFOMC
　　　・据置期待も一部に。
　　　・0.25％利上げ：確率は80％程度。
　●根強い金融システムへの警戒感。
　「リーマンショックに似ている点は…
　　次に最も弱い者は誰なのかと市場が
　　弱い者探しをしている点だ。」
　「その代償として無保険の預金に照準が
　　向けられている。」
　「銀行セクターに属する金融機関への投資
　　可能性をどう見るかについて方向性が
　　変わって来ているのは間違いない。」
　「将来…これらの企業に対する規制の圧力
　　が強まった場合…どのような舵取りを
　　するのか考えさせられる。」
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