●インフレの評価は取り敢えず決着。
●株価らしく企業業績へ焦点移る。
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＞2023年04月11日の海外市場動向
【経済指標：米国】
●3月消費者物価指数
　前年比：＋5.0％＜予想：+5.1％
　2月：+6.0％
　前月比：＋0.1％＜予想：+0.2％
　2月：+0.4％
▽3月消費者物価コア指数
　前年比：＋5.6％＝予想：+5.6％
　2月：+5.5％
　前月比：＋0.4％＝予想：+0.4％
　2月：+0.5％
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【NY株式市場概況】
●ドル・円
　・133円89銭から132円74銭へ下落。
　★売り要因
　・米3月消費者物価指数（CPI）＜予想
　→年内の利下げ観測再燃。
　＜デイリー：サンフランシスコ連銀総裁＞
　　・FRBの見通しでは各会合での利上げ
　　想定していない。
　・3月FOMC議事要旨
　　・金融混乱後に0.50%の利上げ支持者
　　が考えを変えた。
　　・利上げ停止も協議。
　⇒金利低下に伴うドル売りに拍車。
◎ユーロ・ドル
　・1.0920ドルから1.1000ドルへ上昇。
　☆ホルツマン・オーストリア中銀総裁
　・5月に0.50％の利上げを推奨する。
◎ユーロ・円
　・145円80銭から146円67銭まで上昇。
　☆欧日金利差の拡大観測。
◎ポンド・ドル
　・1.2400ドルから1.2495ドルまで上昇。
●ドル・スイス
　・0.9022フランから0.8944フランへ下落。
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【NY株式市場概況】12日（NY時間15:30）
＞引け前
●ダウ平均：33628.74
（▲56.05　▲0.17%）
●ナスダック：11935.82
（▲96.06　▲0.80%）
●CME日経平均先物：27990
（大証終比：▲100　▲0.36%）
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●ダウ平均は小幅安。
　★微妙な米：3月消費者物価指数（CPI）
　　▽総合指数
　　・エネルギー価格低下…インフレ鈍化傾向
　　・スーパーコア（サービス業：除住居費）
　　　・パウエルFRB議長が重視。
　　　・前月比：＋0.4％＜前回（＋0.5％）
　　▼コアインフレ
　　・鈍化も上昇傾向も見られず。

　※先週の米雇用統計と今回の米CPI
　　・5月FOMCで0.25％利上げの可能性は
　　70％程度。
　　・利上げ停止＆年内利下げへの期待も↑
　「FRBが年後半にハト派な政策へ移行前に
　　もう一段の利上げを実施との市場の予想
　　を裏付ける数字。」
　「高インフレと不安定な銀行を安定させる
　　必要があるFRBには微妙なバランス感覚
　　が必要になる。」
　「今回の数字は…特にサービス業のインフレ
　　の粘り強さを浮き彫りにしている。」
　「一方で…インフレ鈍化の前兆も示唆。」
　「今回の米CPIと米雇用統計の堅調さは、
　　FRBに少なくとももう１回の利上げ後
　　一時停止の可能性が高いと見られる。」

　※次のテーマ…1～3月期企業決算
　・米大手銀決算
　　・銀行問題の影響と景気の先行き不透明感
　　に対する大手銀のコメントに注目。
　　∵地銀のみならず大手銀も預金の流出確認。
　　・アナリスト予測
　　　・大手5行預金残高
　　　　・前年同期比：▲5,210億ドル
　　　　・過去10年間で最大の落ち込み。
　　　・銀行危機で地銀から大手銀へ流出した
　　　預金がより高金利商品への流出活発化。
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